ジェフ下部組織時代の転機、学業と両立中の茨城生活についてたっぷり語ってくれました!
●佐藤祥(さとう しょう)
1993年7月22日生まれ
・好きな漫画/ONE PIECE
・好きな映画/ミラクル
・マイブーム/自伝を読むこと
・最近の悩み/髪型がなかなか定まらない
(※内容は取材日の2016年8月5日現在のものです)
★サッカーを始めたきっかけは?
3つ上の兄の影響で、小学2年生の頃から地元クラブに入りました。年間1試合ぐらいしか負けないような強いチームで、周りもみんな上手かった。すごく楽しかったですね。小5、6年生で千葉県の中央トレセンに選出され、その頃のメンバーは何人かプロとして活躍しています。小学生時代からレベルの高いジェフユナイテッド千葉のスクールにも通っていて、そのコーチがジェフU15のコーチもしていたので、セレクションを受けて入りました。
高校時代もそのままジェフU18に入りましたが、僕は目立たない選手でした。器用貧乏という感じで、守備も攻撃も中途半端。最初は2軍や3軍にいて、持ち味を見出だせずにいました。そんな中、当時の監督が僕のボール奪取の能力を伸ばしてくれて、「これが自分の武器だ」と思う程の自信を付けてくれたんです。そしたら2年の途中から試合に出られるようになって、3年の時はキャプテンになれた。監督、ヘッドコーチ、フィジカルコーチ、色々な人に助けてもらって、恩師に恵まれた高校時代でした。
★プロとなった経緯を教えて下さい。
漠然とプロへの夢を抱いていましたが、実際は「その実力ではない」「無理だ」「現実を見て、ちゃんと勉強もしなくちゃ」と考えていましたね。しかし、ちょうど僕が高校3年生の時、ジェフの監督が解任されて、僕らユースの監督がトップチームの代行監督になったんです。そしたらすぐに監督がトップチームの試合にも出られる2種登録をしてくれた。当時のジェフはJ1に昇格できない順位だったので、高校時代にJリーグの試合に2回途中出場させて貰って、とてもいい経験ができました。
そして卒業後に晴れてプロになりましたが、様々なタイミングと運が良かったと感じています。プロになれたことは滅茶苦茶嬉しかったですけれども、ここからが大変だなとプレッシャーを感じました。高校時代に出場できたのも、監督のお陰だし、実力で取ったものではない。周囲は上手くて、強くて、速い人ばかり。自分は技術がある方ではないので、人一倍、全力で努力をしなければならないと気を引き締めましたね。
★千葉に3年半在籍後、昨年J3のブラウブリッツ秋田にレンタル移籍し、そして今季は水戸に加入しました。
いつも試合に出させて貰っていて、監督には本当感謝しています。その分、結果で返したいと思っているのですが、なかなか出来ていないのが現状です。正直、自分の無力さ、足りなさを感じています。とても充実したシーズンを過ごしていますが、毎試合ラストチャンスだという気持ちで、もっと自分の強みを出していかなくてはいけないと思っています。
★プロサッカー選手になるための秘訣とは?
自分で考えてサッカーをすること。誰かに言われてやるのではなく、自分で何かしたいと思わないと長く続かないと思うんです。上手になりたいなら地道に練習して技術を磨くしかないと思います。
★茨城での暮らしを満喫していますか?
チームメイトと自転車で大洗に出掛けたのですが、風が気持ち良かったし、海鮮丼を食べたし、楽しかったです。最近はみんなでBBQも堪能しました。ネモフィラを見にひたち海浜公園に行きましたし、千波湖や偕楽園も観光しました。意外と色々満喫していますね(笑)。
僕は早稲田大学の通信制を受けていて、今年で5年目。今はサッカーに関する論文を作成中なので、オフの日はパソコンに向かっていることも多いです。元水戸の選手で現在は柏レイソルの輪湖直樹君が同じ学科を卒業しているので、論文を見せてもらったり、アドバイスを受けています。サッカーと学業の両立を頑張ります!
★いばナビ読者に一言お願いします!
水戸ホーリーホックのことを知って、少しでも興味を持って貰えたら嬉しいです。そしてスタジアムで僕らの戦う姿を是非見て欲しいと思います。皆さん、お待ちしています!
★Information★
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詳しくは水戸ホーリーホック公式ホームページをご覧下さい
http://www.mito-hollyhock.net/