ホーリーホックリポート
2022年10月20日(木)
楠本卓海選手 インタビュー
楠本卓海選手 インタビュー選手
【プロフィール】
楠本 卓海(くすもと たくみ)
水戸ホーリーホック DF 背番号13
●1995年12月10日生まれ
出身地 東京都
身長/体重 182cm/76kg
血液型 O
利き足 右
加入歴 1年目
経歴 田柄二SC→ペラーダFC→大成高→東京国際大学→レノファ山口FC
楠本卓海選手 インタビュー選手

真剣にプロを意識したのは大学時代後半。
突然めぐってきたプロへのチャンス


運動大好き少年だった楠本卓海選手が、地元東京の少年団でサッカーを始めたのは小学2年の頃。翌年には6年生の試合に出場するほど上達し、現在のポジションと同じセンターバックとして活躍していました。 中学時代には、少年団の監督が発足した地域クラブに所属。しかし試合にはほとんど勝てず、「とても悔しくて、一人で必死に相手チームにぶつかっていました」と振り返ります。 その後、高校でも競技を続けるため、当時、サッカー部の強化に力を入れていた大成高校に進学しましたが、目標としていたインターハイや選手権は残念ながら敗退。 そんな不遇の時代を過ごした楠本選手は、次第に独りよがりなプレーばかりが目立つ「勘違い王様キャラ」へと変貌。しかし、チームメイトの言葉でその間違いに気付くことができたと言います。 「高校2年生の頃まで、『自分さえ良ければ、周りなんてどうでもいい』と思っていました。しかし、同学年のキャプテンが『お前のやっていること違うよ』と行動によって気付かせてくれました。そのおかげで私生活でも、人との付き合い方がようやく分かるようになりました。人間的に成長できた3年間で、今でも感謝しています」

高校サッカーの3年間で人としても一回り成長を遂げた楠本選手。高校を卒業すると関東1部リーグ所属の強豪校である東京国際大学に進学。自身がずっと待ち望んでいたハイレベルな環境に身を置くことになりました。 東京国際大のサッカー部は部員約400名の大所帯。学年やレベルごとにチームが細分化されている中、楠本選手は高校時代にスポーツメーカーの海外派遣セレクションに合格した経験を買われ、約150名いる1年生部員内の上位チームに所属します。すると、部全体のトップチームのサブメンバーを紅白戦でいきなり撃破。トップチームのサブメンバー入りするチャンスに恵まれました。 それからはトップチーム、1年生チーム両方の練習に励むハードな毎日が続きましたが、2年生から徐々に出場機会を得て、主力選手として次第に頭角を現します。

そんな楠本選手が本格的にプロを意識し始めたのは大学3年の頃。Jクラブへの練習参加の話が出始め、プロの世界が身近に迫っていることを実感すると、より一層練習や試合に身を入れて取り組みました。 そして、チャンスがめぐってきたのは大学4年の夏。 レノファ山口の練習に参加予定だったチームメイトが都合で欠席となり、空いた枠に急遽、楠本選手が参加することに。 突然の好機を逃さず、持ち味を存分に発揮した楠本選手。それから間もなく山口からのオファーが届き、見事Jリーガーとなったのでした。

オフは温泉や奥様とショッピングを満喫♪


「実はもっと都会なのかなと思っていましたけれども、自然豊かで落ち着ける環境が元々好きなので住みやすいです」と茨城の印象を語る楠本選手。 水戸に移籍する直前に結婚し、今年は新婚一年目のスイートライフを満喫中です。 オフの日は、ファッションクルーズひたちなかやイーアスつくばなどショッピングモールに奥様と出掛け、特に目的を決めずにゆったりとショッピングを楽しむことが多いそう。 また温泉に入ることがルーティンの一つで、練習後は帰宅途中にある極楽湯(水戸市)などの温浴施設で交代浴をして、疲労回復に努めているのだとか。 今シーズンはカタールW杯の影響で、Jリーグが例年より約1ヶ月早く終了するため、オフシーズンが長め。その時期には奥様の出身地で古巣のチームがある山口に帰郷する予定で、道中に色々なスポットを巡りながら、ドライブを楽しみたいと話します。

色んな身体の使い方を学び、考える力を身に着けよう!


プロに入ってから成功体験がより一層増えて「今が一番サッカーの楽しさを感じています」と目を輝かせる楠本選手。 「プロ3年目ぐらいまでは、先輩に『こうした方がいいぞ』と言われて返事はするものの、練習から全然出来ていなくて。ただでさえ短いプロ生活の中で生き残るには、どうすればいいかと危機感を持った時に、考え抜いてプレーしてみようと切り替えました。試合だけでなく毎日の練習も振り返り、練習中も常に考える。それを継続していったことで、サッカーへの意欲がより高まっていきました」 元々持つ負けず嫌いや反骨心だけでなく、考える力が楠本選手の躍進の原動力となっています。 そんな楠本選手がプロを目指す子どもたちに伝えたいのは、色んな身体の使い方や考える力を身に着けること。 「低学年の頃はサッカーに限らず色んなことをして、身体の使い方を学ぶことも大事だと思います。そして中高生の選手に伝えたいのは、考える力が一番大事だということ。ネットでいくらでも情報や映像を得られますが、頭でっかちになってはいけません。それに伴う技術だったり、それをピッチで表現できる賢さが必要。それを体現できる準備・能力をプロに入る前に身につければ、きっと助けになると思います」 今シーズン、守備の要として飛躍の一年を過ごした楠本選手。 獰猛でアグレッシブな超攻撃的サッカーを支えるキーパーソンとして、これからも活躍してくれることでしょう!

 

★最新の試合情報は水戸ホーリーホック公式サイトをご確認ください https://www.mito-hollyhock.net/ 【会場】ケーズデンキスタジアム水戸
(水戸市小吹町2058-1 「水戸IC」より約10分)



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