安藤晃希選手 インタビュー
お気に入りに追加子どもたちへ伝えたい「メンタリティ」
安藤選手がプロを目指す子どもたちに伝えたいこと、それは “メンタリティ”の重要性。技術以上に「心の持ち方」が大切だといいます。
「どんなに強い相手や大きな舞台でも、リスペクトしすぎないこと。相手を恐れたり、すごいと思いすぎると自分のプレーができなくなってしまいます。サッカーの原点である“楽しむ気持ち”と、“負けたくない”という執着心を持って、勝負にこだわってほしいです」
さらに、安藤選手の武器でもあるドリブル上達の秘訣として語るのが、“脳内実況”という独特な練習方法。
「自分は練習中から頭の中で『相手がこう来たからこう抜く』と実況解説者のように客観視でシミュレーションしています。ドリブルはやっぱり感覚。いろいろな練習を試しながら、失敗を恐れずに何度も1対1を仕掛ける。その積み重ねから自分だけの“抜ける形”が掴めていくと思います」
家族と仲間――支えとなるオフの時間
ピッチでは鋭い表情を見せる安藤選手も、オフでピッチを離れれば一変。家族を大切にする優しい兄に戻ります。東京の実家にも頻繁に帰るといい、その一番の目的は4人の妹たちと会うこと。
「一番下にはまだ4歳の妹もいて、本当に可愛くて仕方ないんです」と話す笑顔から、その時間が過酷なプロの世界で戦うための何よりの癒やしであることが伝わります。
また、共に水戸に加入した同期の高卒選出たちとの寮生活も充実。毎日一緒に食事を囲み、和気あいあいと過ごしているそうです。
「みんな少し個性が強すぎるというか、自分もよく“ぶっ飛んでる”って言われますが、それ以上です(笑)。一緒にいて楽しいし、切磋琢磨できる存在です」
初めて暮らす茨城にも興味津々で、「いつか車を手に入れて、茨城の自然豊かな場所へ行ってみたいですね」と話します。
試合を変える存在へ――J1の舞台に向けて
百年構想リーグもいよいよ折り返し地点を迎え、8月からスタートするJ1リーグ開幕へ向けた戦いが激しさを増しています。そして安藤選手もまた、デビューへの準備を着々と進めています。
「チームが良い内容の試合をしながらも結果が出ないとき、それを個の力で変えるのが自分の役割。試合に出たときは、スピードに乗ったドリブル突破に注目してください。スタジアムで皆さんがワクワクするようなプレーを見せて、チームを勝たせたいです」
自らの武器を信じ、仕掛け続ける若きドリブラー。安藤晃希がピッチで輝く瞬間は、もうすぐそこまで来ています。