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ペットのための防災ガイド

もし災害が起きたら、あなたのペットをどう守れますか?

毎年9月は「防災月間」。地震や台風など災害の多い日本では、私たちだけでなく、大切な家族であるペットの命を守る備えが欠かせません。本記事では、ペットのための防災準備を徹底解説。避難情報の見方やハザードマップ活用法、備蓄リスト、そして「同行避難」のポイントまで、飼い主が知っておくべき実践的な対策をまとめました。

ペットのための防災ガイド

ペットは私たちにとって大切な家族の一員。だからこそ、災害時にも安心して一緒に過ごせるように準備を整えておきたいものです。このガイドでは、日頃からできる備えや災害時に役立つポイントをご紹介します。

【避難情報の見方】

警戒レベル3や警戒レベル4で、地域の皆さんで声をかけあって、安全・確実に非難しましょう!

※必ずこの順番で発表・発令されるとは限りません
※これらの情報が発令されていなくても、身の危険を感じたら非難を開始してください
※日頃から、気象庁の発表する情報を確認しておきましょう

【ハザードマップの活用方法】

ハザードマップとは、災害リスクを記した被害予測地図のこと。自宅や職場などをハザードマップで確認して、あらかじめ危険性を把握し、災害時の避難計画に役立てましょう。

自分の住んでいるところのハザードマップをチェックして見よう!

1:住所から調べる場合
調べたい地点の住所を入力
現在地から調べる場合
「現在地から探す」ボタンをクリック

2:想定される災害リスクが地図上に表示されます

※洪水、高潮のうち複数の浸水リスクが該当する場合、浸水度が最も大きくなる災害種別の情報だけが表示されます。

他にも、地図から探す方法や、市町村が法令に基づき作成・公開したハザードマップを確認することができます。あなたの街のハザードマップを調べてみましょう!

【マイ・タイムラインの作り方】

マイ・タイムラインとは、台風などの風水害に備えて、「いつ」「誰が」「何をするのか」をあらかじめ決めておく、いわば防災のスケジュール表。ペットを含めた「マイ・タイムライン」を作成し、いざという時の避難に活用しましょう。

作成の手順

  • 1.ハザードマップを確認する
  • 2.避難先・緊急避難場所の確認をしよう
  • 3.避難行動を時系列で整理する
  • 4.家族と共有する
  • 5.定期的に見直す

作成のポイント

  • 家族構成や年齢、状況を考慮する
  • 避難情報の入手方法を確認する
  • 持ち出し品の準備
  • 経路を複数確認する
  • 地域の防災情報を活用する

なお、「国土交通省 関東地方整備局下館河川事務」のHPでは、マイ・タイムラインのより詳しく紹介しております。ぜひご活用ください。

国土交通省 関東地方整備局 下館河川事務所

【同行避難の流れ】

いざという時に慌てないためには、あらかじめ行動をイメージしておくことが大切です。ここでは想定される3つのケースごとに、ペットと一緒に避難する流れを紹介します。

日頃の備え

CASE1 自宅で一緒に被災したとき
CASE2 外出時に一緒に被災したとき
CASE3 外出時に別々に被災したとき

※注意!
・「同行避難」とは、災害時に飼い主がペットを連れて避難する避難所等まで避難することを指し、避難所等において飼い主がペットを同室で飼養管理する「同伴避難」とは異なりますのでご注意ください
・避難所には、指定緊急避難場所や指定避難所などがあります
特定犬や危険な動物は同行避難できません。事前に預け先を検討しましょう。飼育しているペットが特定県や危険な動物に該当するか、お住まいの市町村へ事前に確認してください。

【避難時の持ち物リストと日頃の備え】

突然の災害でもペットと安心して過ごすためには、普段からの備えが欠かせません。日頃から準備しておくことで、避難先でも落ち着いて行動できます。ここでは、同行避難を見据えた『持ち物リスト』と『日常から整えておきたいポイント』を整理しました。

災害は突然やってきます。飼い主が落ち着いて行動できるかどうかが、自分と家族、そしてペットの命を守るカギになります。
次のページでは、茨城県保健医療部 生活衛生課 動物愛護担当の勝倉さんに、災害時の「ペット同行避難」のポイントについて伺いました。