山﨑希一選手 インタビュー
お気に入りに追加子どもたちへ伝えたい言葉
サッカーを楽しむ心を忘れない
プロ生活2年目を戦っている山﨑選手が地域の子どもたちに伝えたいのは、「純粋にサッカーを楽しむこと」の大切さ。
「僕は大学時代、プロになれるかどうかのタイムリミットが近づくにつれて、つい力んでしまい調子が上がらない時期がありました。そんな時、原点に立ち返ってサッカーを始めた頃の気持ちを思い出したんです。肩の力を抜いて楽しもうと思ったら、どんどんプレーが良くなって。どんな場面でも楽しむことで、のびのびとプレーできる。それが一番大切です」と頷きます。

基礎技術を身につける
また、プロになっても欠かせない『止める・蹴る』の基礎技術を、学生時代にしっかり身につけて欲しいとアドバイス。自身の特長でもある柔らかなボールタッチも、高校時代に取り組んだ興國高校オリジナルの技術練習『ボールコーディネーション』が大きな財産になっていると話します。

オフは同期と過ごす素顔の時間
茨城での生活も2年目に入り、オフには仲の良い同期の選手たちと過ごしているという山﨑選手。特に、久保征一郎選手夫妻や鷹啄トラビス選手と一緒に食事やゲームを楽しむことが定番になっているそうです。
「征一郎の奥さんが料理上手で、よくご飯をごちそうになっています。その後はみんなで桃鉄(桃太郎電鉄)やマリパ(マリオパーティ)、サッカーゲームで盛り上がっています」と笑顔。
また、基本的にインドア派だといい、Netflixでアニメや映画を観るのもリラックス方法のひとつ。最近のおすすめは、アニメでは『ダンダダン』、映画では『グリーンブック』を挙げてくれました。

一方で、外出して県内の観光名所を訪れることもあり、日本三名瀑のひとつ・袋田の滝(大子町)は特に印象に残ったといいます。
「雨の日の翌日に行ったら増水していて、怖いぐらいの迫力でした。すごくエネルギーを感じましたね」と目を輝かせ、茨城の自然の力強さに感動した様子も語ってくれました。

J1昇格へ。共に戦うラストスパート
今シーズンも残り10試合。
リーグは稀に見る混戦状態にあり、現在首位の水戸ホーリーホックも正念場を迎えています。献身的なプレーで中盤を支える山﨑選手も、チームの最高のパフォーマンスを引き出すためにファン・サポーターへの共闘を呼びかけます。
「多くのお客さんがチームを後押ししてくれることで、勝利の確率が1%でも上がると思います。ぜひスタジアムに駆けつけて、僕たちの背中を押してくれたら嬉しいです」
勝利を掴むために必要なのは、ピッチ上の選手たちの力だけではありません。12番目の選手であるファン・サポーターの熱量があってこそ、チームは最高の力を発揮できます。
スタジアムを最高の雰囲気に染め上げ、選手たちとともに夢の舞台へ突き進みましょう!
