水戸vs鹿島 2025Jリーグプレシーズンマッチレポート
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Jリーグ開幕前の前哨戦となる水戸ホーリーホックvs鹿島アントラーズのプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル2025」が2月1日(土)、ケーズデンキスタジアム水戸で開催されました。今回はその試合の様子をお届けします!
挑む後半戦 2013年以来のドロー決着
特別ルールが適用されるこの日のプレシーズンマッチでは、最大3回、6人まで選手交代が可能ですが、両チームともに前半と同じメンバーのまま、後半がスタート。
最初にベンチが動いたのは水戸。55分、2トップの一角に渡邉新太選手、左サイドハーフに奥田晃也選手ら新加入のベテラン勢が入ると、前線が一気に活性化。攻撃で息を吹き返した水戸が前への推進力を生み出し、たびたび鹿島ゴールに迫りますが最後は得点に至りません。
ゴールが欲しい両チーム、鹿島はチャヴリッチ選手、三竿健斗選手、樋口選手など、強力なゲームチェンジャーを投入し、水戸は高卒2年目のボランチ・碇明日麻選手、来季の加入が内定している特別指定選手の嵯峨康太選手など続々とフレッシュなメンバーを入れて、互いにゲームを決定付けるゴールを狙います。

(写真)交替でピッチに入るベテランFW安藤と、今季飛躍を誓う2年目のMF碇
ゲーム終盤には水戸が鹿島のサイド攻撃に苦しむ場面も多く見られましたが、守備陣が粘り強く守り抜き、1-1のままタイムアップ。2013年以来、2度目のドロー決着でプレシーズンマッチは幕を下ろしました。
水戸はセットプレーの二次攻撃による失点、決定力不足という、昨年から継続している課題の修正が急がれますが、始動からこれまで取り組んだスピーディーで力強い攻守を発揮して収穫の多い一戦となりました。
「ゴール前の決定機はお互い同じぐらいでした。うちも枠に入れば2、3点入っていたし、向こうもそうでした。そういったところでお互い課題もありますが、見ている方々にとっては、面白い試合だったのではないかと思います」とゲームを振り返るGK松原選手。この日も最後尾からチームを支え、最少失点に貢献しました。

手ごたえと課題の両方を得てゲームを終えた水戸の選手達

今季チームキャプテンを務めるGK松原が選手を代表してサポーターへ挨拶
今季初めて開幕から指揮を執る森直樹監督は「90分通して、チームの土台の部分では始動からやってきたことができたと感じています。でも、勝てるチャンスがあった中でも勝てなかったことが、チームの課題として残ってしまいました。そういう部分も2週間、もっともっと突き詰めて、こだわって戦っていきたいと思っています」と開幕戦の勝利に向けて強い意欲を示しました。
いよいよ開幕 水戸ファミリーで最高の景色を!
水戸ホーリーホックは2月15日(土)、ジュビロ磐田とのアウェー開幕戦で今シーズンの戦いの火蓋が切られます。水戸は一年でのJ1復帰を目指す磐田を敵地で撃破し、開幕ダッシュを目指します。
チームの過去最高順位は2019年に記録した7位。今季は6位以内を目指し、プレーオフ進出を狙う水戸。森監督は「得点は昨年より10点ぐらい増やして、53、54点は取りたい。失点も38失点ぐらいに抑えたいです」と攻守のレベルアップを明言します。
水戸ファミリーで最高の景色を見るための新シーズンは、間もなく開幕!歓喜と熱狂の渦が巻き起こるスタジアムで熱い応援をしましょう!
