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2025.02.04

水戸vs鹿島 2025Jリーグプレシーズンマッチレポート

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水戸vs鹿島 2025Jリーグプレシーズンマッチレポート

Jリーグ開幕前の前哨戦となる水戸ホーリーホックvs鹿島アントラーズのプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル2025」が2月1日(土)、ケーズデンキスタジアム水戸で開催されました。今回はその試合の様子をお届けします!

深紅の常勝軍団に真っ向勝負。前半戦、水戸が仕掛ける

互いに開幕戦を2週間後に控えた水戸と鹿島。ひたすら勝利を追求する"戦う集団"を目指すホーリーホックは、深紅の常勝軍団に真っ向勝負を挑みました。

 

序盤、攻守においてスピーディーなサッカーを掲げる水戸は前線から積極果敢にハイプレスを仕掛け、立ち上がりからボールを次々と奪取。守備からリズムを生み出すと、そのホームの水戸が先にスコアを動かします。

 

前半6分、左からMF山本隼大選手がペナルティーエリア内に切り込み、パスを受けたFW草野侑己選手がゴールライン際から中央にクロスを送ると、これに飛び込んできた昨年のチーム得点王・FW久保征一郎選手がワンタッチでシュート。ボールは相手DFに当たってコースが変わり、そのままネットに吸い込まれて得点。鹿島のオウンゴールで水戸が電光石火の先制点を奪いました。

(写真)今季初ゴールに絡みチームメイトに駆け寄る久保(記録はオウンゴール)

(写真)今季完全移籍で水戸に加入した津久井。特長である力強いドリブル突破を随所で見せた

 

幸先良くスタートを切った水戸に対し、直ぐさま反転攻勢を図る鹿島。 前半15分、コーナーキックの混戦からのこぼれ球を鹿島の攻撃的SB濃野選手が右足一閃、これに元日本代表のMF田川選手が鋭く反応し鹿島加入後の初ゴールを記録。チームのストロングであるセットプレーからの得点で、早々にゲームを振り出しに戻しました。

 

サイドで相手陣容を引き付け、一気にワイドに展開する鹿島の戦術に翻弄されるシーンもありましたが、水戸は23分に山本選手、27分には再び久保選手がゴールに迫るなど、必死で食らいつきます。

 

一方の鹿島も32分にSB濃野選手が強烈なミドルシュートを放ちますが、水戸GKが目一杯腕を伸ばしてこれをセーブ。昨年引退した本間幸司CROとミドルシュートへの入念な対策を講じてきたという松原選手が見事にシャットアウトし、逆転を許しません。

 

その後、37分には水戸も左SB大森選手からの技ありクロスに久保選手がドンピシャヘッドで合わせる絶好の決定機を作りますが、今度は鹿島の守護神・早川友基選手のビッグセーブに阻まれます。

 

一進一退で両チームが好機を作ろうとする中、この日ゲームキャプテンも務めた牛澤・板倉選手の両CBが落ち着いたプレーを披露。鹿島の強靭な2トップに臆することなくデュエルを挑み、攻撃の起点となるビルドアップにも果敢にチャレンジするなど自信をもってプレーする姿が印象的でした。

(写真)この日もっとも観客を沸かせるプレーを見せたMF山本。鹿島DF数人を置き去りにする突破からクロスバー直撃のシュートを放った

(写真)牛澤を中心とする今季の水戸のDFラインに期待が集まる