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2025.04.14

鷹啄トラビス選手 インタビュー

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駒澤大学で学んだ“受け入れる力” JFLでの経験は両親への感謝を実感

高卒でのプロ入りを目指していた鷹啄選手でしたが、指導者の助言により駒澤大学へ進学。大学で己の武器やメンタルを強化することが課題でした。走るサッカーを掲げる同校では、想像以上の厳しいトレーニングに苦しんだ時期もありましたが、「プロになる」という目標を胸に、努力を重ねました。

 

そのなかで監督から学んだのが『受け入れることの大切さ』。

 

「どのチームでやるにしろ、そこのサッカーを受け入れられないと、試合に使ってもらえない。それに監督、コーチのアドバイスをいただいたとしても、受け入れる心がないと成長につながらないし、否定から入る選手は相手にされなくなる。自分も最初は反抗していたのですが、それを常に言い続けてくれた監督には本当に感謝していますね」と言葉にします。

 

 そうした教えのもと、置かれた場所で全力を尽くした鷹啄選手。大学2年から試合に絡み始めると、インカレ優勝、総理大臣杯3位、4年次には関東2部リーグ優勝と、チームとしての輝かしい成績に貢献し、自身も実績を積み重ねました。

鷹啄トラビス(水戸ホーリーホック)

大学卒業後は、JFLを舞台とし、これまで多くのJリーガーを輩出しているFCティアモ枚方に加入。午前はトレーニング、午後は病院で介護の仕事をする生活のなかで、サッカー以外の面でも大切なことに気づいたといいます。

 

 「お金を稼ぐ大変さを肌で感じ、1ヶ月頑張って働いたお金を子どもたちに使ってくれていた両親のすごさを改めて実感しました。親への申し訳なさと感謝の気持ちを強く持つようになりましたね」 そんな、さまざまな想いを胸にサッカーに打ち込むと、ついに2025年、水戸ホーリーホックへの移籍が決定。Jリーガーになる夢を叶えました。

鷹啄トラビス(水戸ホーリーホック)