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2024.11.21

2024ホーム最終戦&GK本間幸司選手引退セレモニー~後編~

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2024ホーム最終戦&GK本間幸司選手引退セレモニー~後編~

2024年11月3日、2024シーズンのホーム最終戦が開催されました。この試合は、今季限りで現役を引退する水戸のレジェンドGK・本間幸司選手にとって、プロ人生すべてを懸けたラストマッチ。この記事では、当日の模様を前編・後編にわたってお届けします。後編となる今回は、試合後に行われた本間幸司選手の引退セレモニーの様子をレポート!

クラブ初代社長、家族、仲間や恩師。そしてサポーターの存在への感謝

Jリーグ加入後も苦しい時期の連続だったという本間選手。それでも踏ん張って来られたのは、クラブを創設した石山徹初代社長、家族、仲間や恩師、そしてサポーターの存在があったからだと振り返ります。

 

 「いつも変わらぬ声援をくれたサポーター達は同じクラブを愛する者同士で、絆をすごく感じています。皆さんに自慢してもらえる、誇ってもらえるクラブにするのが目標。スポンサーの皆様もともに、これからも一緒にホーリーホックを作っていきましょう」と呼びかけました。

現役時代は達成できなかったJ1の舞台に立つ夢。

 

「ここからが水戸ホーリーホックとして本当の勝負。近い将来、必ず一緒にJ1へ行きます」と今後もクラブ、サポーターとともに昇格を目指すことを約束。そして、「何も成し遂げていないし、苦しいことが多かったけれど、それでもサッカーって最高だなって言えます」と満面の笑みを浮かべながらスピーチを締め括りました。

サプライズゲスト登場!お馴染みのチャントが鳴り響く現役最後の周回

その後はトップパートナーの株式会社ケーズホールディングス代表取締役会長執行役員の平本忠さんが記念品を贈呈し、家族から花束が贈られました。そしてサプライズゲストが登場。浦和時代の先輩で、唯一、引退に関する相談をしたという、親交の深い岡野さんがスタジアムに駆け付け、互いに熱い抱擁を交わしました。

 

誰よりも多くピッチに立ち続けたケーズデンキスタジアム水戸での現役最後の周回。

 

「コージ!コージ!俺達の!俺達のコージ!」

 

スタンドからお馴染みのチャントが鳴り響くと、これまでの感謝を叫びながら号泣する多くの水戸サポーター。そしてアウェイ側からも温かい労いの応援幕を出して見送ってくれた山形サポーター。そんな彼らの姿を、こみ上げる涙を堪えながら、目に焼き付けているようでした。

変革期を迎える水戸ホーリーホック。26年目のJ2リーグへ

ホーム最終戦の翌週に行われた今季最終戦は、アウェーでヴァンフォーレ甲府と対戦し、残念ながら1-3で敗れ連敗でフィニッシュ。水戸ホーリーホックの2024シーズンの成績は、11勝11分け16敗(勝ち点44)の成績でした。

 

クラブ創設30周年、J2参入25年目の節目の年。J1昇格を本気で目指した今季でしたが、成績不振による監督交代や過酷な残留争いに巻き込まれた苦しい一年となり、全20クラブ中15位という悔しい結果となりました。

 

2025シーズンも続投が決まった森直樹監督は「クラブは若い選手が多く、育成や成長を謳っているが、勝利への執念・執着を出し切った上で、それらを目指さなくてはならない」とホーム最終戦セレモニーで語り、勝利を徹底追求することを強調。

 

これまでの水戸の礎を築き上げてきた本間選手が選手としてチームを去り、来季は新たなフェーズにシフトしていこうとしています。勝利と選手の育成、そしてクラブの成長をいかに両立させていくか。日本代表の前田大然選手や小川航基選手の飛躍を後押しした“育成の水戸”は、変革期を迎えることになりそうです。

 

いざ、26年目のJ2リーグへ。J1昇格に挑む水戸ホーリーホックを2025シーズンも応援しましょう!