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2026.07.08

百年構想リーグを戦い抜いて――J1で掴んだ自信と、次なる挑戦へ

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選手たちが見つめた現在地

FW渡邉新太選手
最終戦も僕自身を含め決定機がありながら0点に終わり、攻撃陣として深く猛省しています。僕らのパスサッカーには失点のリスクが伴いますが、怖がったら目指す戦いはできません。他チームとの差は最後の局面での個の力と連携の精度。実績のある選手が少ない水戸だからこそ、どこよりも高い意識で日々の練習からクオリティーを上げる必要があります。

ただ、ボール保持やチャンス構築のベースには自信を持っています。降格圏で終わった悔しさと危機感を前向きに捉え、キャンプから全員で突き詰めたい。2026/27シーズンは今のスタイルをベースに、まずは絶対にJ1に残留・定着し、クラブの目標である5年後のアジア進出へ向けた確かな第一歩にします。

 

MF大崎航詩選手
他のJ1クラブに大きな差を感じて自信を失うかと思っていましたが、実際には自分たちのサッカーを表現できる時間も多く、想像していたほどの差はありませんでした。ボランチで組んだ仙波大志とは互いの特徴を活かし合い、守備ブロック数などの数字からもJ1で戦える手応えを得ています。ただ、勝負所での個のクオリティーの差が結果に直結する現実は重く、チームも6連敗という厳しい状況を突きつけられました。それでも、この痛みを強い危機感に変えて来季に臨めることは、水戸が新たな歴史を作る上で必要な経験だと前向きに捉えています。

来季は真のJ1残留を懸けた戦いが始まります。この半年で得た自信と現実を無駄にせず、キャンプから練習の強度を上げ、新スタジアムでファン・サポーターと共に新しい歴史を築いていきたいです。

 

FW多田圭佑選手
シーズン前半は自分がやりたいプレーができず、途中出場も多くて正直悔しい思いばかりでした。でも試合を重ねるうちにJ1の強度に慣れ、日々の高い基準の練習を通じて、この半年間で大きく成長できたという確かな手応えもあります。

一方で、前線でボールを収める力は根本(凌)君やパト(パトリッキ選手)に及びませんし、ゴール前のクオリティーも(渡邉)新太君や(鳥海)芳樹君に比べてまだまだ劣っています。一人の選手として価値を上げるために、自分が成長すべき課題が山ほど見つかった半年間でもありました。次のキャンプからは、より貪欲にゴールへこだわるマインドを持ち、自分のレベルアップに全精力を注ぎます。さらに成長した姿をピッチで証明したいです。

 

GK西川幸之介選手
シーズン開幕時と比べればできることが増え、五分五分で戦える試合もかなり多くなりました。だからこそ最後の6連敗は「もっとやれた」という思いが強いですが、同時にちょっとした隙も許してくれないJ1の厳しさを痛感した6試合でもありました。でも、ネガティブになる必要はありません。自分たちのやるべき課題が明確になっただけです。

ただ闇雲に前へ蹴るのではなく、この半年間しっかり意図を持って積み上げてきたビルドアップの精度や、細かな技術、隙を見せない守備をオフやキャンプで徹底的に高めていきます。戦い方のベースは間違っていません。そこを突き詰めれば、次のシーズンでの残留はもちろん、さらに上の順位を目指せると信じています。

 

MF安藤晃希選手
プロデビューから僅か27秒でゴールを決め、自信になりました。自分の武器であるスピードはまだ相手にバレていないと思い、狙い通りの形になって良かったです。高校時代から「途中出場のスペシャリストになれ」と言われてきましたが、結果を出して使ってもらえるようになり、感謝しかありません。水戸に来てサッカーへの考え方が大きく変わり、先輩方にアドバイスをもらいながら苦手なプレーも向上しています。

注目されてマークが厳しくなりましたが、ドリブルだけでなく裏抜けなど、それ以外の違いも見せたいです。スピードで抜いてゴールやクロスを狙うスタイルは崩さず突き詰め、自分がボールを持ったら流れを変えられる選手になりたいです。

 

樹森大介監督
開幕当初はバタバタしたものの、徐々にJ1の強度やスピードに慣れ、ハイプレスやボール保持で主導権を握る戦いを体現でき、チームの成長には手応えを感じています。ただ、GW連戦以降はパワー不足に陥り、終盤は6連敗とJ1の理不尽な個のクオリティーや勝負強さを見せつけられました。この結果は監督として猛省しています。それでも、中途半端に勝ち点を拾って終わるより、この痛みを全員が強い危機感として共有できたことは、来シーズンに向けた大きな財産です。

来季は水戸の未来が懸かった本当の戦い。今のスタイルをベースに、課題であるゴール前の仕掛けの意識や守備の柔軟性をキャンプから突き詰めます。「水戸のために」と残ってくれた選手、スタッフ、そして共に戦ってくれるファン・サポーターと一丸となり、全てを懸けて水戸の新しい歴史を作ります。

「力をひとつに」チームに大きな声援を。

8月に開幕する2026/27シーズン。チームは水戸信用金庫スタジアム(笠松運動公園陸上競技場:那珂市向山)にホームを移し、百年構想リーグで味わった悔しさと経験を糧に、新たな戦いに挑みます。樹森監督、そして葵き戦士たちが真価を示す勝負のシーズンが、いよいよ始まります。