秋葉忠宏監督 インタビュー
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1975年千葉県生まれ。世代別代表でのコーチ歴を持ち、SC相模原、ザスパクサツ群馬の監督を歴任。2011、2012年はヘッドコーチ、2020年から監督に就任。初年度は9位、2年目の今シーズンは10位の成績を収めた。(画像提供:©MITOHOLLYHOCK)※内容は2021年12月時点のものです
旬の選手を起用し若手の成長加速。揺るがぬスタイルで来季へ
16勝11分15敗でクラブ史上3度目のシーズン勝ち越しを達成。秋葉体制2シーズン目となった今季は、10位でフィニッシュした水戸ホーリーホック。 「激動のシーズンをファン・サポーターの皆さんの熱い応援で残留することが出来ました。昇格という奇跡は起こせませんでしたが、コロナ禍で声援が貰えない中でも成長出来たのは、皆さんのお陰です」

今季は昨年のコロナ禍の影響で、例年の倍となる4チームが降格する地獄のレギュレーション。水戸は序盤、守備の強化を図りながら、爆発力がある攻撃的なフォーメーションに挑戦しましたが、結果は振るわず、「昇格を夢見るロマンチストから、何が何でも残留させるリアリストにならざるを得ませんでした」と早々にシフトチェンジ。
そして、相手の良さを消しながらウィークポイントを突き、着実に積み上げていた中、夏場に主力3人がJ1クラブに引き抜かれる想定外の事態に。最終的にシーズン半ばで8人の選手が入れ替わり、再三の軌道修正を余儀なくされた秋葉監督。スタメン変更率リーグ1位が示す通り、前の試合の成績に関係なく、旬の選手を起用する“正しい競争”を続けた結果、チーム力を見事にキープ。若手選手の成長を加速させる手腕を遺憾なく発揮しました。

そんな秋葉監督は複数クラブからオファーがあった中、水戸での続投を発表。「クラブへの愛着や指導者としてスタートさせて貰った恩、農業参入など一丸となって様々な挑戦をしていることへの魅力、選手やサポーターとの距離の近さなど、トータル的に考えて、ホーリーホックが更に良くなるよう力を出し、もう一度トライしようと思いました」と来季へ向けて舵を切っています。
水戸は育成型のクラブ。毎年、大幅に選手が入れ替わり、指揮官はその都度、柔軟な対応が求められます。その中で秋葉監督の揺るがぬスタイルは、アグレッシブに攻守で主導権を握りに行くサッカーです。 「攻撃は最大の防御。伝統的な守備を攻撃的な守備に変えていく。獰猛で超攻撃的、90分間、最後までハードワークする姿勢、心を揺さぶるようなプレーを必ず約束します」
集大成の就任3年目へ。秋葉監督はこう意気込んでいます。
「来年も想いを一つに、クラブの立ち位置、楽しみ方、面白さを皆さんと共有して、また素晴らしいクラブになりたいと思います」

●2021年を振り返り! *印象に残ったゲームは?
*印象に残ったゲームは?
第27節・アルビレックス新潟戦
秋葉監督にとって現役時代の古巣で、昨年は惜敗した新潟にホームで4-0の大勝。「『これは勝てるな』という空気感が漂い、全てがはまったような印象深いゲームの一つですね」
*「THIS IS FOOTBALL!」なゲームは?
秋葉監督が劇的勝利を飾ったゲーム後に叫ぶ名台詞「THIS IS FOOTBALL!」。 今季は第12節のツエーゲン金沢戦、ホーム最終戦のFC愛媛戦の2試合で披露!