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2026.07.29

この人に聞きたい|泰英山 常光院 住職 岡部善隆さん

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泰英山 常光院(行方市)住職 岡部善隆さん|いばナビ

地域で活躍する経営者や事業主の皆さんに、事業への思いやこれまでの歩みを伺います。今回お話を伺ったのは、586年の歴史と供養の文化を受け継ぎながら、時代に合った取り組みで地域に開かれた寺を目指す、泰英山常光院住職の岡部善隆さんです。(2026年7月掲載)

“586年の歴史を未来へ。地域とともに歩む静寂の寺”

地域に寄り添う29代目――変わりゆく供養のかたち

泰英山常光院は、かつて常陸国を治めた佐竹氏によって創建された、鹿行地区では唯一とされる寺院です。586年にわたって受け継がれてきた歴史と伝統を後世へつなぐため、岡部住職は29代目として先代からその役目を引き継ぎました。幼い頃から温かく見守ってくれた祖母の言葉に背中を押され、「命をかけてこの寺を守り抜く」と決意したといいます。

 

岡部住職が大切にしているのは、「古き良き供養の文化を守りながら、時代の変化に合わせて新しい形を取り入れていくこと」。近年はライフスタイルの変化に伴い、大洗や浦安などの海で行う海洋散骨の依頼が増え、現在では最も多く寄せられているそうです。

 

供養の形が変わっても、故人を思う遺族の気持ちに寄り添い、心を込めて読経する姿勢は変わりません。「残されたご遺族には、少しでも心穏やかに、泣いて笑って、自分らしく生きてほしい」。そんな願いを胸に、誰もが気軽に足を運べる地域に開かれた寺を目指し、日々の供養と研鑽を重ねています。

常光院の永代供養墓。四季の移ろいを感じる境内で、故人を静かに見守っている

地域の笑顔が集う場所へ。お盆は大切な人と心穏やかに

常光院では、由緒ある歴史と伝統を守りながら、地域の人々により身近に感じてもらえる寺を目指し、時代に合わせた取り組みを進めています。地域の祭りや子ども向けキャンプなど、世代を超えて楽しめる催しを積極的に開くのも、そのひとつ。人と人とのつながりが生まれる場であることを大切にしています。

 

また、間もなく迎えるお盆について、岡部住職は「仏様の世界の扉が開き、大切な家族が帰ってくる特別な期間」と話します。
「限られた時間ではありますが、たくさん話をして、おいしいものを囲み、そのひとときを大切に過ごすことが故人への供養となります。穏やかな心と優しい言葉で、笑顔あふれる時間を過ごし、最後は笑顔で送り出してあげてください」

 

故人を大切に想う気持ちに寄り添いながら、今を生きる人たちが自分らしく穏やかに過ごせるように。常光院はこれからも、地域の人々を温かく見守り続けていきます。

故人を想うご遺族の気持ちに寄り添い、心を込めて読経を行う岡部住職

【泰英山 常光院】

 行方市小高1201
 TEL:0299-77-0522
 https://jokoin.com/

 

(文・写真/月刊かしす 企画編集室)

 

本コーナーでは、地域情報誌「月刊にしも」「こがも」「ひたっち」「Couta」「かしす」「おりっぷ」の掲載企画にご参加いただいた企業・事業主をご紹介しています。

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