この人に聞きたい|個別指導塾 三心 塾長 前田裕之さん
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地域で活躍する経営者や事業主の皆さんに、事業への思いやこれまでの歩みを伺います。今回お話を伺ったのは、33年にわたり「担任制個別指導」を続け、一人ひとりの「分からない」に寄り添いながら、地域の子どもたちの成長を支えている個別指導塾三心の塾長・前田裕之さんです。(2026年7月掲載)
“一人ひとりと向き合う、それが三心の原点”
33年間守り続ける「担任制個別指導」への信念
個別指導塾三心は、33年前、千葉県小見川町(現・香取市)で、机3つだけの小さな教室からスタートしました。
創業当初から掲げているのは、地域ではまだ珍しかった「担任制個別指導」。生徒ごとに担当講師を固定し、一人ひとりの成長を継続して見守る指導スタイルを大切にしています。
塾長の前田さんは指導する中で、「担当講師が毎回変わる環境では、生徒の理解度や学習状況の変化を十分に把握することが難しい」と感じたそう。そのため三心では、同じ講師が継続して指導を行い、生徒の性格や苦手分野、学習のつまずきに寄り添える体制を整えてきました。
しかし生徒に寄り添える一方で、経営面では厳しく、理想と現実の差を実感。それでも、生徒の小さな成長や変化を見逃さず、それぞれに合った指導に欠かせないものとして、創業以来、今も続けています。
「現在では卒業生が親となり、自身の子どもを通わせるケースも増えている」と笑顔を見せる前田さん。長年地域に根差してきた信頼が、世代を超えて受け継がれていると感じています。
担任講師が各個人の理解度や表情を見ながら継続して指導。「分からない」をそのままにしない授業を大切にしている
「分からない」に寄り添う姿勢が子どもを変える
三心が最も大切にしているのは、「分からない」と言い出せない子どもの気持ちに寄り添うこと。授業では「分かった?」ではなく、「もう一回説明する?」と声を掛けながら、一人ひとりの理解度に合わせて丁寧に指導しています。
「以前、中学3年生で入塾した生徒の中に、勉強に強い苦手意識を持ち、自分から質問することもできない子がいました。ところが、基礎から学び直すうちに、学力が伸びただけでなく、少しずつ自信も取り戻していったんです。以前は何事にも消極的だったその子の変化を見て、保護者の方から『通わせてよかった』と言っていただけたのは、本当にうれしかったですね」と、目を細めます。
「勉強が嫌いなのではなく、分からないことが積み重なっているだけの子どもは多い。“分かった・解けた”という成功体験が自信につながり、次の一歩を後押しするんです」そう言葉を繋ぐ前田さん。これからも地域の生徒一人ひとりに寄り添い、子どもたちの成長を支えます。
夏・冬の年2回実施する会場模擬試験。本番に近い緊張感を体験し、時間配分や実力を確認する貴重な機会となっている
【個別指導塾 三心】
◆神栖中央教室
神栖市平泉東1-56-21
TEL:0299-95-8334
https://sanshin-seminar.co.jp/
(文・写真/月刊かしす企画編集室)
本コーナーでは、地域情報誌「月刊にしも」「こがも」「ひたっち」「Couta」「かしす」「おりっぷ」の掲載企画にご参加いただいた企業・事業主をご紹介しています。