この人に聞きたい|医療法人健佑会 理事長 市原琢己さん
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地域で活躍する経営者や事業主の皆さんに、事業への思いやこれまでの歩みを伺います。今回お話を伺ったのは、つくば市を拠点に医療と介護を一体的に提供し、治療後も安心して暮らせる地域づくりに取り組む、いちはらメディカルグループ・医療法人健佑会理事長の市原琢己さんです。(2026年7月掲載)
“地域に愛され信頼されるメディカルグループを”
治療後も安心して暮らせる地域を目指して
医療の進歩により、けがや病気から命を取り留める人は年々増えています。
一方で、治療を終えた後も身体機能の低下や医療的ケアが必要となり、自宅での生活や一般的な介護施設への入所が難しいケースは少なくありません。
さらに、家族が遠方に住んでいる、あるいは高齢の家族が介護を担う「老々介護」など、退院後の生活に不安を抱える人も増加しています。そのため、医療と介護の両方を必要とする高齢者を支える受け皿の整備が地域課題となっています。
これまでつくば市には介護医療院がなく、退院後の行き先が決まらずに病院で過ごし続ける高齢患者もいました。こうした状況を受け、地域医療計画でも重要な役割を担う施設として、いちはらメディカルグループは2026年9月に介護医療院を新設する予定です。医療と介護を一体的に提供し、在宅療養を支える新たな拠点として期待されています。
小さな変化も見逃さないよう、日々のコミュニケーションを大切にしながら健康管理を行っている
治療のその先にある「暮らし」を支える場所
介護医療院は、長期的な医療と介護を必要とする人が生活する場であり、看取りまで対応する施設でもあります。単に療養を続ける場所ではなく、その人らしい暮らしを支えることが大切なのです。
新設される施設では、入所者本人だけでなく、家族と過ごす時間も大切にした環境づくりを目指しています。限られた時間を家族と共有し、できる限り日常生活に近い形で穏やかに過ごせるよう、医療面と心のケアの両面から支えていく考えです。
また、いちはらメディカルグループでは、介護医療院を急性期医療と在宅・介護をつなぐ役割として位置づけています。退院後の受け入れ先が見つからず入院が長期化するケースを減らすことで、本来入院治療が必要な患者の受け入れにもつながります。地域全体で医療資源を有効に活用し、切れ目のない医療・介護体制の実現を目指しています。
医療・介護の現場を円滑につなぐ存在として、ケアマネージャーも大切な役割を担っている
【いちはらメディカルグループ 医療法人健佑会】
つくば市大曽根3681
TEL:029-864-5810
https://ichiharamed.com/
(文/月刊Couta 企画編集室 写真提供/医療法人健佑会)
本コーナーでは、地域情報誌「月刊にしも」「こがも」「ひたっち」「Couta」「かしす」「おりっぷ」の掲載企画にご参加いただいた企業・事業主をご紹介しています。