この人に聞きたい|あんじん神立(医療法人社団 光栄会) 事業部長 渡辺智英さん
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地域で活躍する経営者や事業主の皆さんに、事業への思いやこれまでの歩みを伺います。今回お話を伺ったのは、土浦市で「あんじん神立」の運営を担う、医療法人社団光栄会の事業部長・渡辺智英さんです。(2026年7月掲載)
“平穏な最期を迎える終の棲家。包括的な連携で最適解を探る”
豊富な終末期医療の経験を、地域の平穏な看取りに還元
土浦市で内科・小児科・精神科を診療する医療法人社団光栄会 田谷医院。その患者たちの終の棲家として開設されたのが、サービス付き高齢者向け住宅「あんじん神立」です。
運営の中核を担う事業部長の渡辺智英さんは、同医院で公認心理師として心理カウンセリングを担う傍ら、製薬会社や臓器移植コーディネーターでの経験を通じて、数多くの終末期医療に深く関わってきた経歴を持ちます。
「田谷光一院長が掲げる平穏な最期を迎えるためのサービスをともに実現するため、日々試行錯誤を重ねてきました。必要以上の医療行為を行わない引き算のケアや、コロナ禍でも最期の瞬間に家族が立ち会える24時間面会体制などを、地域に先駆けて実践しています」と渡辺さん。
事前説明と同意を重視するアドバンス・ケア・プランニングも早くから推進し、ご家族が納得できる穏やかな看取りの文化を地域に根付かせています。
高い志と確かな技術をもつ多様なスタッフが連携し、地域の医療・福祉の質を底上げしている
茨城県の介護人材確保育成事業で叶えた、人材が育つ環境づくり
あんじん神立は、現場のトラブル解決やケアの随所でエビデンスに基づく福祉を実践していることが大きな特長です。
再現性のある的確なアプローチにより安全管理とケアの質を高める取り組みは共感を呼び、各地から熱意あるスタッフが集まっています。
こうした体制を支えているのが、茨城県の介護人材確保育成事業です。
新卒や転職組のスタッフが同制度を通じて資格を取得し、未経験でも費用面の支援を受けながら初任者研修を足がかりに成長できる仕組みを、施設として積極的に活用しています。
「小規模で単独の施設ながら人材を確保できているのは、県のサポートが追い風。今後も働く仲間を守り、育てる環境づくりに活かしたいです」と渡辺さん。
住み慣れた地域で心豊かな人生を。
土浦の医療・福祉の中核として顔の見える連携を深め、地域住民の平穏な暮らしを守り続けています。
平穏な暮らしの中に季節の彩りを。一瞬一瞬の温かい関わりを大切にしているという渡辺さん
【あんじん神立】
土浦市神立町3628-8
TEL:029-801-5611
https://www.anjin-kandatsu.net
(文/米村優子 写真/栗田真宏)
本コーナーでは、地域情報誌「月刊にしも」「こがも」「ひたっち」「Couta」「かしす」「おりっぷ」の掲載企画にご参加いただいた企業・事業主をご紹介しています。