つくば福来紀行~福物語~|福来みかんグルメイベント【つくば市】
お気に入りに追加『福来みかん』とは
筑波山麓に約2000年前から自生してきた、香り高く縁起の良いご当地みかん。一般的な温州みかんよりも小ぶりで、鮮やかな黄色い実が特徴です。
■ 果肉
酸味が強く、果汁と醤油を同量で合わせたポン酢は格別
■ 香り
弾けるようなフレッシュさと、気品あるエレガントな香り
■ 大きさ
直径約5cmほどの小粒サイズ(ゴルフボール大)
普通のみかんと比べるとこんなに小さい!
今回は、福来みかんの歴史からイベント誕生の経緯まで、つくば観光コンベンション協会の本間さんにじっくりお話を伺いました。
つくば観光コンベンション協会 本間亮太さん
夢は、福来みかんで新しい文化をつくること
2000年の歴史を持つ筑波山麓で自生するみかん
筑波山麓にのみ約2000年前から自生する福来みかん。皮の気品ある香りと実の酸味が特徴で、乾燥させた皮は七味唐辛子などにも利用されている地域特有の希少なみかんです。
古事記や常陸風土記にも記載があり、江戸時代には大坂夏の陣で陣中薬として用いられた歴史を持ちます。次第に市認定物産品「つくばコレクション」に採用され、2006年には「筑波福来みかん保存会」が発足。現在では、つくば市・桜川市・石岡市等で栽培され、さまざまな加工品が生み出されています。
ラーメンやグルメイベントで一気に認知度アップ!
福来みかんの知名度を飛躍的に高めるために、グルメイベント「つくば福来紀行」が開催されています。ラーメン激戦区として知られるつくば市には約200軒のラーメン店があり、地元グルメを通じて福来みかんの魅力を広めようと、2014年に「つくば福来らーめん紀行」がスタートしました。
市内の協力店によるアイデアで、バラエティ豊かな福来らーめんが誕生し、次第に市外の店舗でも展開。2021年からはラーメン以外のジャンルのグルメ店も参加するようになり、さらなる広がりを見せています。
『福』が『来』るグルメで年末年始を祝う新たな文化へ
「つくば福来紀行」での店舗や来客の好評を受け、昨年にはご当地ラーメン「つくば福来まぜそば」が遂に誕生。つくば観光コンベンション協会の本間亮太さんは、「『福』が『来』るラーメンやグルメで、年末年始を迎える文化を根付かせたいです」と意気込みます。
2026年は、地域が誇る福来みかんのグルメで、福を呼び込みましょう!
コラム|学校給食と福来みかん
2015年から、つくば市内の小学校や一部の中学校では福来みかんに関する学習や、みかんの摘み取り・皮むきといった体験学習が行われています。
クイズ形式で小学生にも分かりやすく
体験学習の様子
子どもたちが実際に皮むきをした福来みかんの陳皮を使った「福来らーめん」が市内全ての小中学校(約2万食)の給食で提供されています。「良い香り!」「爽やかで美味しい!」と好評です。
福来みかんの皮の香りを移した香味油を使用。香りが立ちやすい塩ラーメンで美味
お問合せ先
つくば観光コンベンション協会
【住所】つくば市筑穂1-10-4 つくば市大穂庁舎
【電話】029-869-8333
【HP】ホームページはこちら>