風薫る新緑の季節に古河総合公園で、『トロマル?古河デ蚤ノ市』が開催されます。
古き良きものを求めて、宝探しに出かけてみませんか?
(※内容は2016年4月25日時点のものです)
第3回トロマルは古河総合公園で開催となります!ぜひご参加ください!!
トロマル実行委員会の岩井清志さん
時代を越えて愛される宝物に出会う日
レンガ造りの石蔵や見世蔵といった、国指定登録有形文化財が数多く立ち並ぶ古河市。歴史と文化が溶け合うこの地で県内有数の蚤の市が開催されています。それが新緑の若葉が輝きはじめる古河総合公園で5月8日に開催される、アンティーク・マーケット『トロマル~古河デ蚤ノ市?』です。時代を越えて愛されてきた一点ものの骨董品や古着が一堂に会する古物市。雑貨や家具、ガラス製品や西洋食器など、様々な古物が集結します。アンティークショップをはじめとした出展数はなんと約80店舗。緑豊かな公園を舞台に、古き良きものに想いを馳せながら、あなただけの宝物を探してみてはいかがでしょうか?
トローデルマルクトを古河で再現
『トロマル』とはドイツ語の‘トローデルマルクト’(蚤の市)を省略した造語。そんなドイツでの大規模な蚤の市を古河でも開催しようとした発起人は古河市内で眼鏡店と雑貨店を営む岩井清志さん。そして、その気持ちに賛同したのが古河総合公園の有効活用に取り組んでいた金子典子さんでした。
岩井さんは、仕入先のドイツを訪れた際、ベルリンで見たトローデルマルクトの光景が忘れられなかったといいます。「古河で行われるイベントを手伝う傍ら、クリエイターでもデザイナーでもない自分が、地元で何かをやるとしたら、何ができるだろうと考えていました。そんなとき、ドイツで見たトローデルマルクトを思い出したんです。古河でも蚤の市ができないかと思い立ちました」と岩井さん。
一方、公園の有効利用に長年携わってきた金子さんは「公園と何かを掛け合わせて、新たな物を生み出すことができたらおもしろいのではないか?っと思ったんです。そしてこういったイベントに興味がでてきてしまったんです」とはにかむ金子さん。
そんなふたりは2013年、古河で行われたイベントで知り合い、古物好きという共通点で意気投合。いつか総合公園で蚤の市を開催することを固く決意します。それは古河市の新しい時代の幕開けともいえるものでした。
『トロマル』旋風巻き起こる
『トロマル』出店に際し、公募でお店を募ることはありませんでした。ふたりは北欧雑貨やリメイク製品を取り扱う県内の店舗を中心に、栃木県や埼玉県、東京都内の古物店を一軒ずつ尋ね、何度も足を運び、出店者を募っていったといいます。
古河総合公園に約70店舗が集結した第1回目の『トロマル』は大盛況で幕を閉じ、入場者は10,000人を記録しました。出店者の方からは「お昼ごはんを食べている時間すらなかった!」「創業以来最高の売り上げが出た!」など、うれしい報告が次々とあったといいます。
それから半年後に古河市内の蔵で開催された第2回『トロマルプチ古河デ蚤ノ市&マチメグリ』。訪れた人が古河の街を散策するような工夫を組み込んだ蚤の市を行いました。来場者はなんと19,000人と前回を上回る結果に。まだ、誕生したばかりのイベントにも関わらず目を見張る来場者数を記録しています。
一期一会の出会いを大切に
最後に、これから開催する第3回『トロマル』について、二人の想いをうかがうと、「来場者の方に楽しんでいただくことももちろんですが、出店者の方にも楽しんでいただきたいです。そしてその日だけ古河に来て『そこだけで』終わるのではなく、その日以降も古河に来てもらえる。『その会場だけ』でなく街中もまわってもらえるようにしたいですね。来てくださった方には一期一会の出会を大切に、自分だけの宝探しをしてもらいたいです」と笑顔で口を揃えます。
出店者の熱い想いと歴史が詰まった宝物が、『トロマル』を通して、誰かの宝物になっていく、そんな光景に立ち会える一日になるかもしれません。時を越えて受け継がれていく一期一会の出会いが、みなさんにもありますように。
いばナビのイベント情報ページはコチラから!
http://ibanavi.net/event/4347/
トロマル実行委員会金子典子さん
トロマルではアンティーク家具の他にも雑貨、クラフト系のかわいらしい小物まで商品として並びます。
第1回トロマルの風景です。家族連れで訪れてもまるっと一日楽しめます♪
会場ではいろいろな催しが開催されています。美味しいフードも用意されています。
一点もののアンティークから雑貨まで、いろいろなかわいいがずらっと揃います!!
骨董品は一点もの!出会った時のインスピレーションが重要です!!