自分のいのちは自分で守る いばらき防災ガイド

9月は防災の月。昨年、茨城は令和元年東日本台風(第19号)によって大きな被害を受け、今年は全国各地で地震、風水害の災害が多発し、今一度、防災意識を高める必要があります。正しい知識を身につけて災害に備えましょう。(2020年8月25日更新)

防災のカギは「地域の防災力」
茨城県防災・危機管理課防災グループ

『自助』と『共助』による「地域の防災力」をUP

茨城県では防災・危機管理に対して、河川改修やスーパー堤防の設置などのハード面、災害時の市町村の避難所開設や物資調達・配布、自主防災組織の結成促進や活動のサポート、地域防災計画の作成などのソフト面で、防災対策を推進・強化しています。そのソフト面の中核を担う防災・危機管理部では、頻発化している風水害への対策に力を入れ、災害時の停電対策にも重点的に取り組んでいます。今年も秋の台風シーズンに最大限の警戒をしながら、対策に日々奔走しています。

「災害に遭った場合、大切な命を守るには防災力が必要です。それには自分の身を自分の努力によって守る『自助』、地域や近隣の人が互いに協力し合う『共助』、そして国や都道府県等の行政、消防機関による救助・援助等の『公助』の相互扶助が大事。とりわけ重要なのは、自分の身は自分で守ることを大前提とした、『自助』と『共助』による〝地域の防災力〞。被害を最小限にするために、平常時に正しい防災対策を身につける事が必要となるのです」と防災グループの池田孝法課長補佐。

昨年の台風第19号の際、茨城県内で約330人が逃げ遅れた事から、県ではハザードマップの危険エリア内の住民への防災意識と、地域の防災力を高める活動を積極的に続けています。

マイ・タイムラインで風水害に備えよう!

突発的な地震への防災は難しいもの。しかし事前に情報が得られる危機的な豪雨災害や台風に対しては、自分や大切な人の身を守る備えをする事が可能です。来たる風水害に備えて、今、全国に広がりを見せているのが「マイ・タイムライン」の作成。これは災害が起きると予測される時刻に向って「いつ」「誰が」「何をするのか」をあらかじめ決めておく、防災のスケジュール表です。県ではマイ・タイムライン作りを支援するワークショップも開催しています。

「事前に計画表を作れば、災害時の避難に余裕を持って対応できます。ぜひ、各個人や世帯で作成していただきたいです」と池田さんは強く勧めています。

また、災害時の情報収集は被害を軽減したり、避難のタイミングを決める上で重要です。テレビやラジオはもちろん、県ではスマホアプリやSNSなどあらゆる媒体を駆使して、情報を発信。災害時はどのツールが使用できるか分かりません。様々な手段で正確な最新情報をキャッチできるよう、日頃から準備をしておきましょう。

茨城県防災・危機管理課
防災グループ 課長補佐
池田 孝法さん

避難の原則

  • ①緊急避難場所避難所の確認
  • ②避難経路の確認
  • 運動靴をはき、動きやすい服装
  • ④持ち物は最小限
  • 徒歩による避難
  • みんなで避難(津波の場合はすぐ避難)
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防災に備える準備をしよう

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