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2025.09.25

結城諏訪神社 ー 勝利を呼び込むパワースポット ー

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スポーツ、受験、病気、ビジネス…、人生は絶対に勝ちたいさまざまな場面があるもの。万事必勝の神を祀ることで知られる結城諏訪神社は、人生のさまざまな勝負に挑む多くの人々に厚く信仰され、貴重な伝統芸能が受け継がれています。(※内容は2025年9月時点のものです)

最強の武神と恵比寿様を祀る『平将門討伐の必勝祈願の地』

結城市ゆかりの武将・結城朝光が、源頼朝の奥州攻めの際に戦勝を祈願して勝利を収めるなど、多くの武将をはじめ、相撲取りやスポーツ選手達が必勝祈願に参拝し、勝利の神として崇敬されてきた結城諏訪神社。

 

創建の経緯は、平安時代に坂東の風雲児と呼ばれた平将門が、坂東市を拠点に独立国家を造ろうと反乱を起こしたことに始まります。

朝敵となった将門の討伐を命じられたのは、下野国(今の栃木県)の武将・藤原秀郷。そこで秀郷は信仰していた信濃国(今の長野県)諏訪大社より諏訪大明神の御霊を招き、今の境内地で必勝祈願の祈祷を行いました。そして見事、将門に勝利した秀郷は940年、諏訪大明神の御神徳への感謝を示す社殿をこの地に建築したのです。

 

神社の祭神は、八百万の神、最強の武神として知られる建御名方神(たけみなかたのかみ)。また、一緒に祀られている事代主神(ことしろぬしのかみ)は建御名方神の兄弟神であり、一般的には恵比寿様として信仰を受けている神様です。

 

山川家では18代目となる宮司を務める山川誠人さんは、「さまざまな勝負事にご利益のある万事必勝をはじめ、商売繁盛、事業繁栄のご利益があり、遠方からも多くの参拝者が訪れています」と語ります。

結城諏訪神社宮司 山川 誠人さん

皇室や国賓にも披露された“江戸中期から続く伝統芸能”

この神社が広く知られる所以の一つが、日本最古の歴史書・古事記に由来する12の演目から構成された「太々神楽(だいだいかぐら)です。この神楽は、地域の豊作と平和を願う舞として、江戸時代中期から毎年4月3日の春の例大祭(神武祭)で奉納されてきました。

 

太々神楽は、笛や太鼓の独特な音色に合わせて舞われる伝統芸能で、現在も前法内地区の約10人の氏子によって受け継がれています。この貴重な伝統は、半世襲の口伝によって継承されており、その歴史的価値から茨城県の無形民俗文化財にも指定されました。

 

過去には、上皇陛下やベルギー国王王妃両陛下の前でも披露されたこともあり、国内外から高い評価を受けている神楽は、地域に深く根ざした信仰と、それを支える人々の熱意によって、今なお生き続けています。

境内にある専用の神楽殿で執り行われ、中でも第7座「恵比須(鯛釣り)の舞」は、縁起物の餅を釣り竿につけた恵比寿様が参拝客と笑いを誘うような軽妙なやり取りをする人気の演目です。「『毎年、この餅を食べて長生きできている』と心待ちにしている高齢の方々もいるんですよ」山川宮司は話します。

 

最後の第12座「大山ツミ(山の神)の舞」では奉納された福餅、福菓子、福銭などが撒かれ、皆が先を争って拾い合う姿は神楽の名物になっています。

無形民俗文化財に指定されている太々神楽。12座の神様が織りなす力強く華麗な舞は、思わず見入ってしまうほど

福餅・福菓子・福銭などが参拝客に撒かれる、太々神楽名物の「大山祇の舞」

念願の横綱昇進も後押し!勝負岩や御守りのご利益も評判

結城諏訪神社が万事必勝の神であることを力強く示した人物は、元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方です。昨年、結城紬大使に任命されて結城市と深い縁のある親方が、かつて綱取りに挑む大関だった2016年にこの神社を訪れ、ご祈祷を受けました。

その結果、翌年1月場所で初優勝を飾り、念願の横綱に昇進したのです。

 

今でも親方自ら講演会などで語り継いでいることもあり、ネットを通じて多方面に知れ渡って競馬関係者、バイクレーサー、競輪選手、そして地域のドッジボールチームなど、勝利を願う人々が押し寄せています。

 

その際は、秀郷が身を隠して敵の矢を避けて勝利につながったと言われる「勝負岩」に触れてお願い事をしたり、万事必勝の御守りや、秀郷が必勝祈願の神事に使った矢の御神体を模した矢型の絵馬を手に取る人も多いのだとか。

大関時代に必勝祈願に訪れた元稀勢の里関(現・二所ノ関親方)

また、「良いことが万倍に増える」と言われる一粒万倍日には、万事必勝の〝万〞をかけて、当日限定の〝一粒億倍日〞の御守りや御朱印が授与され、運がさらに開けると評判です。

 

山川宮司は「スポーツに注目されがちですが、人生には受験、試験、病気、ビジネスなどさまざまな勝負事があるもの。それらを当社にお参りすることで、ぜひ叶えていただきたいです」と呼びかけます。

 

2025年も残り3ヶ月。今年の万事必勝を結城諏訪神社で祈願してみませんか?

必勝祈願スポット&グッズの紹介

◆万事必勝守り【初穂料800円】

御神体である矢が印された万事必勝守り。スポーツ、武道、その他の競技はもちろん受験や試験に勝つ『万事必勝』のご利益があります。

◆勝厄守り【初穂料800円】

厄に勝って活躍(勝厄)できるご利益があります。厄年の方以外にも、今後活躍したい方におすすめのお守りです。

◆勝ダルマ【初穂料2,000円】

勝利の色である金で塗られたオリジナルの勝ダルマ。ダルマに願いを込めて勝利を手に入れましょう!

◆勝負岩

かつて将門の軍勢の矢から秀郷を守ったという、境内に古くから伝わる大岩。竜神様が勝負の岩の上に小さな白蛇の姿となり現れるとも言われています。名称の通り、岩に触ると力をいただき、願いが叶うと評判のパワースポットです。

【アクセス情報】
結城諏訪神社(ゆうきすわじんじゃ)

住所:茨城県結城市上山川161

TEL:0296-35-6007

アクセス:圏央道「五霞IC」から30分、北関東自動車道「桜川筑西IC」から40分

結城諏訪神社公式HP