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笑った!泣いた!驚いた! 地域おこし協力隊・渡辺隊員が見つけた 日立・中里地区の魅力!

筑西市出身の24歳。大学卒業後、東京での デパート勤務を経て日立市の非常勤嘱託職 員として「地域おこし協力隊」になりました。

ビニールハウスで収穫!渡辺隊員と「夢ひたちファーム」代表の梶山さん

日立地域おこし協力隊 渡辺友貴子さん!

昨年4月、日立市の地域おこし協力隊員に任命された渡辺さん。大都会・東京での生活から一転、過疎化が進む農村地域、山あいの中里地区に住まいを移し、この1年間「隊員」としてのお仕事に取り組みました。その中で、数々の「カルチャーショック」&「ステキな出会い」を重ねてきたといいます。今回「ひたっち」は、任期2年目に入った彼女の活動と、彼女が見つけた「中里の凄いトコロ」を聞かせてもらいにお邪魔しました。

(※内容は2016年5月25日時点のものです)

 

渡辺さんにとって「中里の母」というべき存 在。「夢ひたちファームなか里」の代表・梶 山明子さんと頼りになる先生たちと一緒に! (写真右から、梶山さん、梶山さんの旦那さ んの清一さん、渡辺さん、成田芳大さん)

東京から日立・中里地区に移住して丸一年。日々、地元の人たちとの交流を深めつつ「地域おこし協力隊」として活動する渡辺さん。実は彼女、茨城県筑西市の出身。大学進学を機に上京し「地域づくり」について学んだそうです。特に熱を入れて取り組んだゼミでの活動を通して「そこで暮らす人々こそ、何より魅力的な観光資源である」と確信したといいます。卒業時には「地元に戻って人を活かした地域づくりがしたい」という思いで就職活動を続けていたそう。しかし、なかなか思い描く仕事に巡り合えず、某有名デパートに就職。「デパ地下で販売業務に就きました」と渡辺さん。

何のあても無かったけれど、 仕事をやめて茨城へ!

農作業の師匠清一さんと「マルチ掛け」作業!

社会人として忙しい日々をすごしつつ、渡辺さんは大学の「地域づくり研究」などのフィールドワークへ参加を続けていたそうです。そんな彼女に、一昨年10月、転機が訪れました。フィールドワークで訪れた中里地区で、現在活動の拠点となっている「夢ひたちファームなか里」(以下「夢ファーム」)の梶山さんと知り合い、その活動に触れたことでした。「東京に戻った時に『やっぱりこういう仕事がしたい!』っていう気持ちが大きくなって…」と、勤めを辞めて茨城で「地域づくり」関連の仕事を探すことを決意したといいます。「確かにいつでも遊びにおいでって言ったけど…」と梶山さん。「ゼミの先生から友貴ちゃんが仕事辞めてこっちに来るって聞いてビックリした」と笑います。この大胆な決断が、渡辺さんに幸運を呼び込むことに・・・。まさに「運命」と言うべきそのタイミングで日立市が「地域おこし協力隊」の募集を始めたのでした。彼女は、梶山さんの勧めを受けて応募!見事、協力隊員として採用されることとなりました。

「中里」を好きになって欲しい。 そんな思いを全国に発信!

作成中のガイドマップ。なんと渡辺さ んの手書きです

強い意志と行動力で、協力隊員となった渡辺さん。その活動姿勢は非常に積極的!「夢ファーム」が実施する農業体験の受け入れ業務から、フェイスブックを使った中里の観光資源や地域行事の情報発信など、幅広く活動中です。彼女は今「遊びに来た人が、ココのことをを大好きになって欲しいから」と、中里地区の情報を満載した、地域情報マップを作成中。「第一弾は、もうすぐ完成する予定!」だそう。現在、地元のお年寄りや地域コミュニティセンターなどから得た情報を加えてさらに充実させています。「夢ファーム」の新しい体験プログラムの企画にも力を入れており、6月に初めて行なわれるというイベント「さつまいもと農業体験① 苗植えとたのしむ春野菜」の準備もスタート。「毎月、色々な田舎体験を仕掛けたい」と目を輝かせていました。

人生初の「里山暮らし」は 毎日が発見の連続!

イベントで大人気の「愛妻ピクルス」ニンジン、大根、きゅうり、たまねぎ、 パプリカなどが入ってます! ※ピクルスや収穫した野菜は、市内の直売所「鵜喜鵜喜(う きうき)」や道の駅「日立おさかなセンター」等に出荷することもあるそう。食べてみて!

今やすっかり地元に馴染んだかに見える渡辺さんですが、田舎暮らしで驚くことも多いようで…。「何食べても美味しいっていうのは驚きでした。東京にいるときだって、野菜ももちろん食べてましたが、中里の野菜は味がぜんぜん違うと感じた」そうで「その辺に食べ物(山菜)とか生えてるし何があっても生きていけるなって!(笑)」。「困ったって言うと誰かしら助けてくれるのもすごく嬉しい」と彼女。ちょっとした修繕や機械の修理など、これまで専門の業者に頼んでいたことさえも「ちょっと見せてみ」と誰かが解決してくれるのだとか。 また「近所のお母さんたちは、何でも美味しく作ることができる」というのもショックを受けたそう。「スナップエンドウの豆と桜塩をご飯に混ぜただけなのに、これが美味しい!」お母さんたちは「ピースご飯」と呼んでいるといいます。「名前もいいですよね」
と彼女もにっこり。「地元の材料で作ったヤンニョム(キムチの素)で、採れたての白菜を漬けたのも美味しくて…」と、お母さんたちから教わった料理の話も止まりません。「こっちに来て、本当に良かった」と彼女。「近所の川で魚釣りをしたり、カヌーに乗って遊ぶなんて、中里に来るまで想像もしてなかった。お金かからないのもいい!(笑)」といいます。「今、一人暮らしですけど、ひとりじゃないって言うか…。『お帰りなさい』っていってくれる人たちに囲まれて生活している感じです」と渡辺さん。 元気な笑顔で、何事にも全力投球の彼女、梶山さん始め「夢ファーム」の仲間たちの協力を得て、更なる活躍が期待できそうです。

【渡辺さんが発見!】「中里」ってこんなところです!

中里っておいしい!

◆食べるものが美味しい!・・・・・買い物なんて行かなくてもその辺に食べ物がある。

◆四季を五感で感じられる!・・・・・冬の匂いってほんとにあるかもと感じました。

◆お金がかからない遊びがいっぱい!・・・・・山も川も広場もあります。

◆一人暮らしだけど一人じゃない!・・・・・「おかえり」って言ってくれる人がいます。

■ I N F O R M A T I O N ■

夢ひたちファームなか里

茨城県日立市下深荻町756-1
TEL 0294-59-0115
http://www.net1.jway.ne.jp/yumehn/

中里地域の活性化を目指し、農業体験を中心としたイベントや農産品加工を行なう。豊かな自然を生かした体験メニューは子供から大人まで楽しめるものばかり。

【夢ひたちファームなか里】 田舎体験イベント スケジュール
6月12日(日)「さつまいもと農業体験① 苗植えとたのしむ春野菜」
7月31日(日)「さつまいもと農業体験② ぼくの、わたしの夏休み」
8月28日(日)「夏の中里訪問!ココロとカラダのデトックス」

【豆知識】「地域おこし協力隊」とは…。

地方自治体が、人口減少や高齢化が進む地域に対し、他地域から「地域協力活動」を行う人材を募集。さらにその定住・定着を図って地域の維持・強化を目的とする。平成21年、総務省によって推進されスタートした制度です。

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