チャンピオンへ一縷の望みをつないだ鈴鹿
今季ここまでひとつも勝利を挙げれないまま迎えてしまった野尻智紀選手が迎える最終鈴鹿ラウンド。昨年から瑶子女王杯として開催されている鈴鹿最終戦。今大会は前戦富士ラウンドが濃霧のため中止されたことで週末に3レースとなる超過密フォーマットでの開催となりました。ここまで上位4名のドライバーから一歩遅れをとってしまっている野尻選手にとって、チャンピオン獲得には優勝は必須条件!そのための予選3ポイントも欠かせないものとなっています。
予選2番手から一気に駆け上った第11戦
ポールポジションを獲れば3ポイントを手にできる本シリーズ。野尻選手はここまで予選ポイントだけで13ポイントを獲得している。もちろん最終戦となるこの鈴鹿大会でもポイントを積み重ねることができれば、シリーズチャンピオンに向けて僅かな可能性がでてきます。しかし、ポールポジションを獲得したのはチームメイトの岩佐歩夢選手。野尻選手は両大会とも2番手からのスタートとなりました。そして迎えた第11戦決勝。蹴りだしの悪かった岩佐選手を置き去りにしてトップで1コーナーに飛び込む野尻選手。2度に渡ってセーフティーカーが導入される荒れたレースとなったものの、野尻選手は常に安定したラップを刻みます。2位のイゴール選手とじりじりと差を広げトップチェッカー‼久しぶりの優勝を手にし、チャンピオン獲得に僅かな可能性を残しました
チームメイトを後押しした第12戦
変則的なタイムスケジュールとなった日曜日。まずは第10戦の代替え大会となる決勝が9時50分から開催。午後には第12戦JAFグランプリが行われるというフォーマット。そんな第10戦は既に予選が行われていたことから野尻選手は5番手からのスタートとなりました。そんな第10戦ですが、膠着状態が続くレースとなってしまいます。終始5番手をキープした野尻選手は6ポイントを追加するものの、このレース終了時点でチャンピオン争いから脱落してしまいます。そして、日曜午後に開催された第12戦でも今シーズンを象徴するような苦しいレースを強いられた野尻選手。スタートで出遅れたものの、チームメイトのチャンピオンを後押しするために最初にピットへ飛び込むなど常にレースを動かす行動をとる野尻選手。自身の順位こそ奮わなかったもののチームメイトの岩佐歩夢選手の勝利に貢献し10位でフィニッシュ。年間ランキングでは5位で今シーズンを終えました。
最も走っているだろう鈴鹿でのレースで今季初勝利を手にした野尻選手
安堵の表情とともに鈴鹿オリジナルトロフィーを高々と掲げる
日曜日に行われた第10戦と第12戦…今季を象徴するレースとなってしまった
今季レースをともに戦ったエンジニアとチームメカニック