干し芋は茨城の代表的な名産品で、全国の9割の生産量を誇ります。そんな茨城県民に馴染み深い「干し芋」について、地元の人たちはどんな食べ方をしているのでしょうか?地元民ならではの食べ方のこだわりや、ちょい足し、それぞれの干し芋の特徴まで、干し芋をおいしく食べるためにあると便利な知識をご紹介します!
(※内容は2017年9月29日時点のものです)
最もメジャーな食べ方ですが、温め方によってもおいしさが変わります。
【オーブントースターで温める】
平干しにおすすめな温め方で、表面をカリッとさせたい方向け。こんがり焼けると、干し芋の香ばしい香りも楽しめます。オーブントースターで1~2分焼くと良い感じになります。
【電子レンジで温める】
丸干しにおすすめな温め方で、もちもちした食感が好きな方。甘さが凝縮し、粘り・ねっとり感がさらにアップします。ラップをしてレンジで30秒~1分チンしてください。
【電子レンジ&オーブントースターのW使い】
平干しに・丸干し両方におすすめな温め方で、中はもっちり表面カリッとな食感になります。少し手間はかかりますが、イイトコ取りの干し芋になります。温めすぎると固くなるのが要注意です。
【石油ストーブの上で焼く】
平干しに・丸干し両方におすすめな温め方で、石油ストーブを所持する勝ち組だけが実践できる究極のテクニックです。外はカリッと、中はもっちりが一回で実現できます。香りも香ばしく、干し芋のおいしさを最大限に引き出す温め方です。
トースターで1分~2分チン!
レンジで30秒~1分チン!
牛乳と干し芋の相性は抜群です。本当においしいです。
牛乳と干し芋の組み合わせは最強です
干し芋をおいしく食べるには、まずは種類を知りましょう。
【平干し】
最も知名度が高い、干し芋の代表です。厚さが1cm程で、平べったい楕円上の形をしています。お煎餅感覚で2~3枚ペロリできます。
【丸干し】
干し芋ファンから支持が熱い丸干しは円柱のような形をしていて、直径2cm~3cm、長さ10cmのものが定番です。ギュっと実が詰まっているので、一口の満足感がとてもあります。平干しより重厚で、1本で満足できるくらいの量です。
【スティック】
コンビニなどでよく見かける、スティックタイプの干し芋。お値段も手頃で、食べきりサイズが多いです。じゃがりこ感覚でパクパク食べられます。
【切れはし】
その名の通り、切れはしです。見た目は悪い悪いですが、味は普通においしい干し芋で、スーパーや直売所などでよく見かけます。普通の干しいもより安く手に入るので、ご自宅用として好まれます。
平干しの干し芋
【玉豊(たまゆたか)】
干し芋では最もメジャーな玉豊は昔ながらの定番の味。やわらかい食感とくせのない甘さが特徴です。
【紅姫】
茨城産安納芋。水分を多く含んでいるため、とてもねっとりした食感で、濃い甘さです。
【玉乙女】
歯切れのよさと、さっぱりとした後味が特徴。見た目も美しく甘さ控えめなので男性にも人気の品種です。
【紅はるか】
強い甘味があり、焼き芋にしても美味しいと人気の品種です。
【いずみ】
育てるにも、干し芋に加工するにも手間がかかりますが、粘り気が強くもっちりとした食感と味わい深い甘さとコクで固定ファンが多いです。
【みつき】
水分を多く含んでおり、蜜のような甘さがあります。食べやすいので幅広い年代に人気があります。
【シルクスウィート】
その名の通り、シルクのように滑らかな口当たりと上品な甘味が特徴。
【紅まさり】
焼き芋用としてしられる品種ですが、干し芋にしても甘みが強く、やわらかなしっとりとした干し芋になります。
【紫芋】
甘さは控えめながら、きれいな紫色の干し芋になります。
【ヘルシーレッド】
ニンジンとかけあわせた品種。ベータカロチン豊富なオレンジ色が特徴です。どことなくニンジン風味の干し芋に。
食べ比べもおすすめ。
いかがでしたか?他にも、アイスにきざんだ干し芋をトッピングしたり、カレーに干し芋をいれた商品「ほしいもカレー」などバリエーションはいろいろあります!知識を取り入れて、あなただけのお気に入りの食べ方を発見してみてくださいね!