立夏、立秋、立冬、立春の約18日前からはじまる土用。その中でも、立夏の土用の丑の日にはその年の猛暑を乗り切るための滋養強壮として「う」のつく食べ物を食べる習慣があります。そんな2024年の土用の丑の日は7月24日と8月5日。今回のイイトコナビは茨城で楽しめる土用の丑グルメ「鰻」と「しじみ」をご紹介!!
(※掲載内容は2024年7月時の情報です)
土用の丑の日といえば鰻!
土用の丑の日と聞けば、多くの人が思い浮かべる「鰻」。実は土用の丑の日に鰻を食べるきっかけを作ったと言われるのは、江戸時代のかの有名な発明家・平賀源内という説があるのだそう。そして、茨城は元々天然鰻が獲れる場所でもあり、鰻のお店がたくさんあります。
活鰻 大和
うな重 松 4,180円
注文を受けてから捌く
活きの良い鰻を贅沢に味わう
店名の通り、活きた鰻を使用する大和。勝田で55年愛される名店です。注文を受けてから一匹一匹捌いて焼き上げる瑞々しい鰻は、関東風、関西風と焼き方を選択することができるのも嬉しいポイント。とろけるようなフワフワの口当たりの関東風、より鰻本来の味を感じられる通好みの関西風とお好みでどうぞ!
鰻は静岡他その時の良いものを仕入れる
◆活鰻 大和
【電話】 029-273-2010
【住所】 ひたちなか市中根3170-7
【時間】11:00~13:30 L.O/17:00~20:00 L.O
【定休】不定休
旬彩料理 小名浜
うな重 4,180円
美食への情熱が詰まった
職人技が光るうな重に舌鼓
地元はもちろん県外からも美食家が足繁く通う人気店の小名浜。毎週のように各地へ食材探しに赴き自身で漁にも出るという店主。もちろん鰻へのこだわりも枚挙にいとまがなく、養鰻場で与えられる餌の質からきちんと納得できる良質なものだけを使用しています。そんな鰻の風味を生かすよう、タレにはザラメを使わず甘さ控えめ。力強い旨味が口いっぱいに広がる至福のご馳走です。
うな重にはしじみ汁付き。人気の肝焼きもぜひ味わってほしい一品
◆旬彩料理 小名浜
【電話】 0297-52-3361
【住所】 つくばみらい市細代736-1
【営業】 11:00~14:00、17:00~22:00
【定休】 月曜日(祝日は営業し火曜休)
鰻と炭火焼とよ長 –TOYOCHOU
特上一本鰻重 4,950円
昭和27年から引き継ぐ絶品のたれ
香ばしさと食感は脱帽の美味しさ
九州産にこだわって鰻を仕入れる同店。タレにはみりんを使わず、スッキリとした味に仕上げているのが特徴。「焼き」の工程ではふっくらと蒸しあげた蒲焼を最後にしっかりと焼き目をつけてから提供。焼き目がしっかりしているからこそ、カリっとサクッとした食感とふわふわ食感を楽しめます。香ばしさとスッキリとした後味はこの店だけでしか味わえない秀逸さ。お好みで関西風の地焼きも選べます。
仕上げの焼きがとよ長最大の特徴!このひと手間でここまで美味しくなることに驚き!
◆鰻と炭火焼とよ長 –TOYOCHOU
【電話】 029-855-7011
【住所】 つくば市竹園2-3-7栄ビル1階
【時間】 (平日) 11:30~13:00 L.O
(木~土) 11:30~13:00 L.O/18:00~20:00
(日) 11:30~13:00 L.O/17:00~19:00
【定休】火曜日
ぬりや 泉町大通り
上うな重 6,600円
鰻激戦区水戸で味わう
隙の無い最上のうな重
鰻の老舗・名店が数多く軒を連ねる水戸。「ぬりや泉町大通り」総店長の廣瀬新太郎さんは、連綿と続く技術やタレを大切に継承しながらも、温故知新の挑戦を重ね味を更に高めています。国産の良質な鰻それぞれの状態や特徴に合わせた蒸し加減、焼き加減を見極めるのは職人技です。鰻を引き立てる添え役にもこだわり、米は産地から厳選し、香り高い飛騨高山の山椒と京漬物で箸休め。全てが完成された美味しさです。
鰻の研究所まで有し、美味しさを追求。もちろん肝吸いも美味!
◆ぬりや 泉町大通り
【電話】 029-231-4989
【住所】 水戸市泉町3-1-31
【時間】 平日11:30~15:00 L.O、17:00~20:00 L.O
土日祝は11:00開店
【定休】 火曜日 ※土用の丑の日はお持ち帰りのみとなります
涸沼の土用しじみ
しじみには「う」は付きませんが、土用の丑の日近くの時期のしじみは古くから「土用しじみ」と言われ、旬の味として重宝されています。また、美味しいだけでなく、「土用しじみは腹薬」という言葉もあるほど滋養に優れる食材。そこで、日本三大しじみにも数えられる、涸沼のしじみグルメを紹介します。
うなぎ う女川
しじみバター焼き 880円
涸沼川の漁師が営む店!
しじみと鰻両方味わうならココ
日本三大しじみの一つにも数えられる「ひぬまやまとしじみ」。涸沼のしじみが良質と言われる理由は漁師の技にもあり、昔ながらの手作業で採取されています。そんなしじみ漁師であり、卸問屋も営む料理店う女川では、涸沼しじみを使用した多彩なメニューを味わえます。しじみバター焼きは、蓋を開けた瞬間から良い香りに食欲をそそられる一品。芳醇なしじみ出汁に、バターのコクが加わり旨味が爆発!汁まで味わいたい美味しさです。
看板は鰻!運が良ければ、涸沼で採れる天然鰻も味わえる!
◆うなぎ う女川
【電話】 029-267-0577
【住所】 水戸市島田町4151-2
【時間】 11:30~14:00/17:30~20:00
【定休】 水曜日
やちべえ食堂
しじみラーメン 750円
これぞシンプルイズベスト!
しじみの旨味ほとばしる一杯
貝出汁というジャンルが確立するよりもずっと前から提供されている、やちべえ食堂の「しじみラーメン」はご当地ラーメン的存在。使用するのはもちろん涸沼のしじみ。豚ガラと鶏ガラのベーススープに一度冷凍したしじみを投入。小鍋で一杯ずつ煮立たせ仕上げるスープはシンプルながら染み渡るような滋味深い味わいです。そんな美味しさを邪魔することなく引き立てる川﨑製麺所のストレート麺も秀逸です。
女将さんお手製!しじみの殻を使ったキーホルダーも販売中♪
◆やちべえ食堂
【電話】 0291-37-0976
【住所】 鉾田市上釜583-3
【時間】 10:00~16:30
【定休】 不定休
たこやき道場 めりけん魂
茨皇(いばおう) 1,800円
茨城の至高食材を集めた
最高級たこ焼きはしじみ出汁で!
「日本一高価なたこ焼き」に認定された実績を持つ移動販売車!食材の宝庫・茨城県の美味なる素材を集めて完成させたのがこの「茨皇」。肉厚で甘味も強い鹿島たこをはじめ、濃厚な奥久慈卵、清らかな筑波山の湧水など…高価なだけでなく日本一「美味しい」も目指した一品。まずは何もつけずに。次に、塩やワサビで。そして、涸沼しじみの出汁につけて味わうのが茨皇流!しじみは冷凍することで旨味をぎゅっと凝縮。茨城愛が集結した美味しさです。
素材選定から苦心し完成した茨皇。しじみの出汁の濃厚さもこだわり
◆たこやき道場 めりけん魂
出店場所はSNSでチェック、またはお問い合わせ下さい
【電話】 090-3511-8897
【SNS】 https://x.com/merikensoul
※営業時間は出店場所により異なります
大黒家
しじみラーメン(豆乳) 1,000円
人気のしじみラーメンが進化
女性に人気のマイルドな一杯
茨城町の老舗割烹料理店・大黒家。地元素材を使った幅広いメニューが人気の中、特にひぬまやまとしじみをたっぷり贅沢に使用したしじみラーメンはリピーターも多く、茨城町特産品ブランドにも認定。塩味に加え、豆乳と醤油も加わり三つの味を楽しめます。「しじみ豆乳ラーメン」は、あご出汁としじみの旨味を重ねた塩味のスープをベースに大子町産の濃厚な豆乳をプラス。クラムチャウダーのように旨みが溶け込みまろやかで、女性や年配の方にも好評です。
別添えのゆず胡椒を加えるのがお勧め。味が引き締まってアクセントに♪
◆大黒家
【電話】 029-292-0070
【住所】 東茨城郡茨城町奥谷47-3
【時間】 11:00~14:00
【定休】 不定休
今回は茨城で楽しめる土用の丑グルメ「鰻」と「しじみ」をご紹介しました。ぜひ皆さん土用の丑グルメを茨城で堪能しましょう!