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「食」で土浦を笑顔に!

響き合う熱き男たちの物語

ともに日本一のレンコンの産地・土浦で生まれ育ち、「食」の分野で土浦を盛り上げるJA土浦蓮根本部会部会長でレンコン農家の大塚雄一さんと、カルチャー食株式会社 代表取締役の大髙秀人さん。
「食」に情熱を注ぐ二人が語る名物のレンコンや土浦の街の姿とは!?

(※内容は2017年3月25日時点のものです)

プロフィール

《JA土浦蓮根本部会 部会長・蓮根農家 大塚雄一》
1956年4月19日生まれ
土浦市手野町出身、現在も在住。茨城県立農業大学校を卒業後、家業のレンコン農家の2代目となる。2016年からJA土浦蓮根本部会部会長に就任。趣味は自転車。「霞ヶ浦の景色を眺めながら、のんびり走るのが爽快です!」とひと言。

《カルチャー食株式会社 代表取締役 大髙秀人》
1985年6月11日生まれ
土浦市荒川沖出身。高校卒業後、つくば市のフランス料理「マルセイユ」で修業。洋風居酒屋の店長を経て、23歳で独立。現在はカルチャー食株式会社代表取締役として、「ワイン食堂パッチョ土浦店」など県内19店舗を経営。

この業界に入ったきっかけから現在まで

《大塚》
父が始めたレンコン農家を継ぐのが嫌だったのですが、「やらなければ勘当だ!」と怒られまして…。21歳の時に2代目として就農しました。それから39年間が経ちますが、収穫の時期は最高の喜びがあり、天職だと実感しています。レンコンは約80品種ありますが、私の圃(ほ)場では節まで柔らかい「金澄(かなすみ)20号」、20号と似て食べやすい「金澄24号」、程よく小ぶりな「金澄39号」、実が大きく食味も良い「幸祝(こうしゅく)」の4品種を栽培しています。今は2ヘクタール程の圃場で約40トンを毎年出荷しており、カンボジアや中国などアジアの農業実習生とともに、自分なりに楽しみながら生産しています。

《大髙》
私は高校卒業後、つくばにある親のフランス料理店を2年程手伝っていました。私も継ぐのが嫌で、店から離れてしまった。それから洋風居酒屋で働き出したのですが、そこは仕込みに何時間も掛けるフレンチとは真逆の店。「色んな商売があるんだな」と関心し、やがて雇われ店長として店舗のノウハウを学んでいく内に「自分も店を持ってみたい」と思うようになりました。そして23歳の時に独立し、今では県南を中心に19店舗の飲食店を経営しています。

レンコンの収穫は年末が最盛期!基本的には午前中に掘り、午後には出荷。翌朝市場で競が行われます。

仕事を通じて感じる現在の土浦の食や街

《大塚》
しょっぱいものを好まれる方が多いと感じます。土浦はレンコンが有名ですが、霞ヶ浦のワカサギも特産品。私の地区ではうなぎも結構食べますよ。私が小さかった頃の土浦は県南の中心都市で、お祭りも盛大に開催されていました。しかし、今はつくばが栄え、土浦の活気が失われつつある。もっと地元の商店街で買い物をしたり、レンコンを精一杯作ることで、土浦を元気づけるためのサポートを自分なりにしていきたい。土浦は古い街なので旧市街地にある蔵を保存し、欧州各国が古い建物を改修しながら大切に残すように、昔ながらの街並みを生かして貰いたいです。

《大髙》
土浦の方々は選り好みせず、色んなものを食べるイメージですね。でもレンコンは他の食材よりも好んで食べていると思います。土浦のほとんどの飲食店はレンコンのメニューがありますよ。私自身は今つくばに住んでいて、出店する店も圧倒的につくばが多いのですが、やはり土浦は故郷ですし、押さえておきたい地域。土浦は昔よりも衰えたのかもしれませんが、ちゃんと人の流れはある。地域にある各々の商売が上手く行けば、自ずと街が盛り上がると思うんです。私も店舗経営を通じて、土浦を活気づけていきたいですね。

ズバリ!土浦のレンコンについて語って下さい!

《大塚》
茨城県全域で栽培されているレンコンの3分の1が土浦産。そして全国の総生産数の約1割強、約7000トンが土浦で作られています。JA土浦蓮根本部会では年末の収穫時期に消費拡大のキャンペーンを実施したり、土作りから品質向上に努めるなど、食卓に安心安全のレンコンを届けようと取り組んでいます。生産者の人数も増加傾向にあり、若い方々が土浦のレンコンを継承してくれている嬉しい状況にあります。レンコンは柔らかい頭の方はサラダなどに適しており、太い方は天ぷらなどがおすすめ。私は南蛮漬けやポン酢を付けて食べるのも好きですね。お酒に合うんですよ(笑)。

《大髙》
実家の周辺にレンコン圃場はありませんでしたが、幼い頃からよく食べていた身近な食材。私の店でもえびのすり身揚げなどのレンコン料理を出していますし、お客さまからよくオーダーを受けます。やはり土浦の皆さんは、レンコンが好きですよね。私の先輩もレンコン農家をしていますし、土浦のレンコンは日本一ということは地元の誰もが知っている。出来るだけ、この名産品を積極的に使っていきたいですね。

将来の夢や目標は?

《大塚》
私は娘が4人いまして、誰かがレンコン農家を継いでくれることを期待しています。美味しいレンコンを作るのは大変なのですが、最初は精一杯頑張って作ってくれれば十分。いつか消費者の皆さんに美味しいレンコンを届けて貰いたいと願っています。

《大髙》
レジ関係のアプリ制作、不動産業…、やりたいことがたくさんあります。これから飲食店以外も色々と挑戦してみたいです。今回レンコンにたくさんの品種があることを知って驚きましたし、改めて知る機会にもなりました。これから店のスタッフたちに新しいレンコンのメニューを考えるように働きかけてみようかなと思います。

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