【いばナビ】ホーム > 茨城イイトコナビ > 鹿島・神栖 記事一覧 > 水郷潮来あやめまつり ~「嫁入り舟」を風情豊かに演出する人力車~

第67回水郷潮来あやめまつり

今年も開催♪2018年5月26日(土)~6月24日(日)

(※内容は2018年5月24日時点のものです)

毎年恒例のあやめまつりが今年も開催!園内には500種100万株の色とりどりのあやめが咲き誇ります。嫁入り舟やろ舟など各種イベントも行っています♪

【嫁入り舟】
本物の花嫁さんが、舟に乗り花婿さんの元へ向かいます。たくさんの祝福に包まれた花嫁の姿と、あやめに彩られた園内の花の共演は、息をのむほどの美しさ。人力車での送迎にもご注目。運行時間など詳しい情報は潮来市HPをご覧ください。

【手漕ぎのろ舟遊覧】
かつて水郷潮来では、「ろ舟」が重要な交通手段でした。そんな歴史ある舟に乗って、ゆったりと、水郷情緒の爽やかな風をご堪能いただけます。

水郷の街を風情溢れる光景へ

潮来の人力車

そんな水郷潮来あやめまつりの人気イベント「嫁入り舟」の演出用に導入された人力車。これを観光資源として活かそうと、市や商工会で新たな取り組みがスタートしています。
人力車で和の風情で彩り、より魅力溢れる水郷の街づくりが進められています。

一昨年から潮来市で人力車を導入

「嫁入り舟」を風情豊かに演出

水運陸路の要所として古くから栄えた潮来。今も町中の水路をろ舟やサッパ舟で巡る十二橋めぐりなど、水郷の街ならではの風情豊かな観光が人気を集めています。

毎年5月下旬~6月下旬に水郷潮来あやめ園で開催される「水郷潮来あやめまつり大会」は潮来が全国に誇る一大イベントですが、中でも観光客の目を楽しませているのは、ご存知、「嫁入り舟」です。白無垢姿の花嫁がろ舟に乗って嫁ぐ姿は、まさに日本の美の最たるもの。私達が忘れかけている古き良き時代の趣きを呼び覚まさせてくれます。

そこで潮来市では、この人気イベントの魅力を更に引き出そうと、一昨年から人力車を2台導入。「嫁入り舟」の出発点である水郷旧家磯山邸からあやめ園に用意されたろ舟まで、人力車で往路は新婦のみ、復路は新郎新婦を運んでいます。この演出は「路上でも新郎新婦の雅な姿が見られて嬉しい」と観光客や市民から大変好評を得ています。

今は都内からプロの車夫を招いて運行していますが、「ゆくゆくはNPOや民間で運用していきたい」と潮来市産業観光課の榊原徹さん。「『嫁入り舟』だけでなく、地方創生の継続的なパッケージとして、市の観光資源として将来的に生かしたいです」と、この人力車を活用した取り組みを続々とスタートさせています。

プロの車夫を育成

「人力車車夫養成塾」を開始

潮来の地で車夫を生業とする人材を育てようと、人力車の運営を担当する潮来市商工会は、2016年から「人力車車夫養成塾」を開始。「嫁入り舟」の車夫を担当している阿部太さんが講師となり、人力車の引き方、所作、車の修理や整備を学ぶ講座を年に7、8回開いています。

養成塾にはこれまで、市内や行方市在住の30~50代の男性で市職員や商工会職員、自営業者が入塾し、一昨年は4人、昨年は2人が無事卒業。まだプロの車夫は誕生していませんが、毎月第4日曜に開かれる「水郷潮来元気市」で無料乗車体験会を開いて、経験を積み重ねています。

人力車車夫養成塾の様子。一から丁寧に指導。

「10年以上車夫をしていますが、ろ舟があり、人力車もあるのは全国で見ても大変珍しい。潮来は最高の街ですよ。こんな場所で人力車を引けるなんて車夫冥利に尽きる。ぜひ、この宝を大事にして貰いたいですね」と阿部さん。

昨年、養成塾を卒業した潮来市在住の坂田博さんは「人力車は、潮来の風景を更に美しくしてくれる。普段はろ舟の船頭をしているので、なかなか引くことができないのですが、人力車がある光景が潮来に息づいて欲しいです」と想いを語っていました。

インバウンド観光客も意識

和にクローズアップした街づくり

「潮来はさまざまな日本の歴史や文化の発祥となった地。この地ならではの風情を活かし、水郷の街にマッチする取り組みを強化していきたいです」と榊原さん。

東京や空の玄関口である成田国際空港から程近い好立地の潮来市。2020年の東京オリンピックの観戦でやって来る多くのインバウンド観光客を意識しながら、和にクローズアップした街づくりを進めています。

「嫁入り舟」は水、土、日に実施されていますが、人力車はその曜日以外のあやめまつりの期間、一般向けに毎日運行中。市内の長勝寺や磯山邸、あやめ園周辺を10分間500円というお得な料金で乗ることができます。人力車はいずれも2・5人乗りで、和装姿の新郎新婦がゆったりと座れるように配慮した特注品。そのため、一般の方にも「ゆとりがあって、乗り心地が良い」というのも潮来の人力車ならではの強みです。

浴衣や着物を着た人々が街を人力車で散策し、水郷の風情に溶け込む。それが潮来の日常の光景となるよう、潮来市の「和」への追求は続いていきます。

水郷潮来あやめまつりに行こう♪

あやめ(花菖蒲)の一番の見頃は例年6月10日頃です。

◎第67回水郷潮来あやめまつり大会
【会場】水郷潮来あやめ園(茨城県潮来市あやめ1-5)
【アクセス】潮来駅から徒歩3分、東京駅から70分。高速バスでのアクセスが抜群!東京駅八重洲南口から高速バス「鹿島神宮」行き又は「鹿島セントラルホテル」行きに乗り、「水郷潮来バスターミナル」で下車。
【問合せ】
水郷潮来観光協会 TEL.0299-63-3154
水郷潮来あやめまつり大会本部(期間中) TEL.0299-63-1187

◎「人力車車夫養成塾」受講生も募集中!
人力車の車夫に興味がある方、潮来市を盛り上げたい方は男女問わずに受講可能です。
詳しくは潮来市産業観光課までお問合せください。
【問合せ】
潮来市産業観光課 TEL.0299-63-1111

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