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2025.07.02

酒列磯前神社(ひたちなか市)
紫陽花と緑の参道が迎える海辺の社

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酒列磯前神社(ひたちなか市)
紫陽花と緑の参道が迎える海辺の社

(※内容は2025年6月30日時点のものです)
海と緑に包まれた参道の奥にたたずむ、ひたちなか市の「酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)」。
境内には四季折々の花が咲き誇り、鳥居の先に広がる青い海は、訪れる人の心を奪う美しさ。その景観を求めて、県内外から多くの参拝客が訪れる人気スポットです。

千年の記憶が息づく場所

酒列磯前神社の歴史は古く、創建は今から約1160年前の平安時代、西暦856年と言われています。
現在のひたちなか市磯崎町に社を構え、同時期には隣接する大洗町に「大洗磯前神社」も創建されました。

 

この二社は“兄弟神社”として知られ、どちらも人気の観光スポットとして多くの参拝客が足を運ぶ、茨城県屈指のパワースポットです。

 

有名絵師が魅せられた“神秘のトンネル”

参道を歩くと、ヤブツバキやタブノキが生い茂り、まるで自然が創り出したトンネルのような「樹叢(じゅそう)」が現れます。光と影が交錯するその光景は、訪れる人々の心を静かに包みこむ神秘の空間です。

この“緑のトンネル”を世に広めたのは、大正時代の画家・吉田初三郎

 

鳥の目線で風景を描く「鳥瞰図(ちょうかんず)」の名人として知られ、1925年(大正14年)に描いた神社の絵図では、酒列磯前神社についてこう記しています。

 

『老松の中に、神寂びた社殿が厳かに鎮座し、神秘静寂を極めて 眺望は雄大。ここは特筆すべき霊境でありましょう』

今風に言えば、当時の“インフルエンサー”にあたる人物の言葉。
それから100年、昭和・平成・令和に時代は移っても、その景観は現代も変わらず受け継がれています。

 

 

紫陽花と海が奏でる一幅の絵 ―『紫陽花詣(あじさいもうで)』

毎年6月中旬から7月上旬頃にかけて、境内は色とりどりの紫陽花で彩られます。

 

参道の緑を抜けると、突然視界が開け、青い海を眼下に臨む「海の見える鳥居」が目の前に。その絶景に、並ぶ紫陽花の彩りが華を添え、まるで絵画のような美しさを描き出します。

この季節でしか見られない風景は、近年ではSNSでも話題となり、若者を中心に“映える”スポットとして注目を集めています。

初夏のひととき、海風と花々に包まれながら、心静かにお参りしてみてはいかがでしょうか。

 

 

心に咲く、紫陽花のご縁 数量限定の「紫陽花 幸守(しあわせまもり)」

紫陽花の季節にあわせて、期間・数量限定で授与される「幸守」は、紫陽花と鳥居をモチーフにした美しいお守り。
“心やすらぐ幸せ”を祈る想いが込められており、参拝の記念や大切な人への贈り物としてもおすすめです。

※授与期間:令和7年7月中旬頃まで(※なくなり次第終了) 郵送対応も可

静かな時間を求めて、心澄む旅へ。

緑の参道を歩きながら、千年の歴史が今に息づく酒列磯前神社を訪ねてみませんか?

【アクセス情報】
酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)
住所:茨城県ひたちなか市磯崎町4607-2
TEL:029-265-8220
アクセス:ひたちなか海浜鉄道「阿字ヶ浦駅」または「磯崎駅」より徒歩約5分
酒列磯前神社公式HP