2021年5月16日、B2プレーオフセミファイナル第2戦。試合終了1分前に仙台89ERSに同点に追いつかれるという大接戦を制し、見事悲願のB1昇格を決めた茨城ロボッツ!
2020-21シーズンで唯一の地元選手である鶴巻啓太選手は、試合終了のブザーが鳴った瞬間を「最高でした!」と振り返ります。
取手市出身の鶴巻選手は藤代小時代から全国大会を経験し、幕張総合高では年代別日本代表にも選出。中央大時代は「第69回全日本大学バスケットボール選手権大会」のベスト16「第67回関東大学バスケットボール選手権大会」で準優勝に寄与し、同大会では優秀選手賞に輝きました。
そして2018-19シーズンの特別指定選手となり、翌シーズンからロボッツに正式加入。プロ2年目の今季は序盤こそ出場機会にあまり恵まれませんでしたが、持ち前のDFを磨き上げ、終盤にはスタメンとして定着。
「プレーオフを意識せずにレギュラーシーズンの延長として捉え、緊張はしませんでした。そして、いつも以上に気合を入れて臨めたのが良かったです」とチームの勢いを加速させる攻守によって、B1昇格に多大な貢献をしたスウィングマンです。
そんな充実のシーズンを終えた鶴巻選手が、オフでやりたいことは海釣り。
幼い頃、父親と地元の川で釣りをした時は、「全然釣れなくてつまらなかった」そうですが、大学時代の同期で現チームメイトの中村功平選手の誘いによって那珂湊付近で海釣りをした所、「最初は気乗りしなかったんですが、どんどん釣れて楽しかったんですよ。那珂湊や大洗でまた挑戦したいです」とすっかりハマってしまったとのこと。
前回は10匹程の釣果があったものの、うっかり煮焦がすという残念な結果になったことから、「今度はちゃんと味わいたい(笑)。YouTubeで魚を捌く動画を観たら出来そうな気がするので、やってみたいですね」とリベンジを試みるようです。
普段の休みの日はYouTubeを観ることが多く、「『東海オンエア』『ヒカキン』などのユーチューバーの番組、ゲームをそんなにやらないけれどもゲーム実況だったり、その日の気分で色々と観ていますね」と語ります。
アウェイ戦への移動中はNetflixもよく鑑賞するそうで、お気に入りのジャンルはアクション系やホラー系。
「最近はワイルド・スピードシリーズを見返したりしています。昔、ホラー系が好きなチームメイト達と鑑賞会をしたこともありますよ(笑)」と明かしていました。
ちなみに読書は「全然集中できない!」と苦手だそうですが、漫画は大好きで、近頃のイチオシ作品は「東京卍リベンジャーズ」「呪術廻戦」。
「Netflixでアニメを観て、気になって買うという流れが最近は多いです」と人気作品を買い揃えては、じっくり読んでオフタイムを満喫しているそう。
近頃のリラックスタイムのお供はブラックコーヒーで、飲食店でたまたま飲んだアイスコーヒーが「意外といける!」と自身の中でヒットしたそう。
「カフェで出てくるようなガチのコーヒーではなく、市販のペットボトルのものから缶コーヒー、コンビニの挽きたてコーヒーと徐々に変わっていった感じです。カフェオレとかは昔から好きでしたが、大人になりましたね(笑)」。
チームメイトとの外食がコロナ禍でなかなか難しくなったことから、新たに挑戦しているのが自炊。
クックパッドなどレシピブログをチェックしてチャレンジしてみるものの、「全然上手く出来ない…」とまだまだ修業中のよう。
しかし、甘辛系の韓国料理「ヤンニョムチキン」は成功したそうで「これだけは美味しかったです!」と笑顔を覗かせていました。
現在はB1へ向けて充電中の鶴巻選手ですが、来季について「僕自身もチームも初めてのB1。厳しい戦いになるのは間違いありません。その壁を壊して、どう成長していけるか。今年よりも攻守で高いレベルが求められるので、3ポイントの成功率も上げたいですし、オフェンスのドライブ、ガードの手助けなど色々と磨いて成長していきたいですね」と気合十分。
茨城出身選手として、国内バスケットボールリーグ最高峰のB1に挑む鶴巻選手。是非その勇姿をアリーナで見届け、応援しましょう!
── 最近の休日の過ごし方は?
YouTubeを観る。
── 好きなタイプは?
優しい人。
── 告白したい派?されたい派?
したい派。
── デートで行きたい場所は?
アクティビティ系。
── マイブームは?
コーヒー。
── B1昇格決定!その瞬間の気持ちを一言で!
最高!
鶴巻啓太
(つるまきけいた)
1996年4月24日生まれ
189cm/88kg
茨城が生んだ新進気鋭のSG兼SF
闘志溢れる攻守でチームをB1昇格に導いた立役者!