目指せ甲子園！全国高校野球選手権 茨城大会 注目の7校

全国高校野球選手権 茨城大会

2017年「夏の甲子園」を目指す高校球児たちの熱戦を応援すべく、土浦やつくばの注目7校を取材！各校の歴史や注目選手をご紹介しています！

（※内容は2017年6月25日時点のものです）

春夏合わせて全国大会に24回出場し、それぞれ優勝、準優勝を達成。茨城の強豪校として全国にその名を轟かせる常総学院。2011年から指揮を執る佐々木力監督は、取手二高時代に名将・木内幸男監督の下で夏に全国優勝を遂げ、東洋大牛久の監督を経て、1991年から常総学院のコーチに就任。恩師の右腕となり、選手と指導者両方で全国制覇を経験した知将です。

チームを率いて6年。選抜大会、夏の大会は各3回出場し、常勝軍団を全国へと導いてきました。昨年の夏はエース・鈴木昭汰選手を中心としたチームで全国ベスト8に輝きましたが、新チームとなった秋は初戦敗退、春は県内公式戦で10年振りに完封コールド負けを喫するという、まさかの結果に…。冬は4日間ごとに主将を交代し、チームの協力体制をアップさせる初の試みも実施。バッティングを中心に強化し、起死回生を試みています。

夏の県大会はDシードでの挑戦となりますが、佐々木監督が見据える先はもちろん甲子園。「臨機応変に選手を起用し、総力で挑みたいです」と虎視眈々と二連覇を狙っています。

春の大会では関東大会でベスト8という結果を残した霞ヶ浦高校。
「守備力は県内一だと思っているが、今年は攻撃力も意識したチームを作りました」と話すのは高橋監督。冬の間はとにかくバットを振り、更に攻撃面を強化したとの事。また遠藤投手の185センチの長身から繰り出される伸びのある球は霞ヶ浦高校の大きな武器の１つ。攻守共に充実した今年こそ甲子園優勝を目指します。

高橋監督は霞ヶ浦高校野球部のOB。平成13年より野球部監督。2年前にはチームを甲子園に導きました。バレー部監督としても全国大会進出の経験があります。

●戦歴
平成29年 春の関東大会 …ベスト8
平成29年 春の県大会 …準優勝
平成28年 秋の県大会 …準優勝

「試合の進め方がとても良く、野手は期待大。県内屈指でピカイチ！」と監督。普段から試合を意識した練習をすることで、メンタルな部分も鍛えられている。ここ数年の実績からも確実に一歩ずつ全国大会に向けて前進しているチーム。「常に全体を見渡し全員の意識を一つにしたい！」と主将の永長くん。
今後は、きめの細かさと75名の総合力、ディフェンス力で甲子園を目指します。

緊張感と集中力のあるプレーと、野球を通した人間形成がモットーの小川監督。公立高校の意地を見せたいと静かに語る表情ですが、眼光の鋭さはスゴイです！

●戦歴
平成29年 関東大会 …出場
平成29年 春の県大会 …3位
平成28年 秋の県大会 …ベスト16

「荒削りなところもあるが、のびしろのあるチームです」と川井監督。若いチームではあるが素直でまじめな選手が多いので、これからが期待できるのだと。
「初回の打線で１発打ってしまうほど、相手チームには気持ちで押します!」と大野主将。先輩の期待に応えるバッティングをしたいという選手からは、チームの信頼関係もうかがえます。甲子園出場を目指す気合い充分の石岡一高です。

川井監督は他校での監督経験を経て、石岡一高の監督となり10年目。若さと攻撃力をカラーとしたチームづくりにあたる。夏の大会は甲子園を目指します！

●戦歴
平成29年 春の県大会 …ベスト4
平成28年 秋の県大会 …ベスト16
平成28年 春の関東大会 …出場

「夏秋の大会を4回経験している選手が多いチーム。経験力は高いと思います」と監督。1度遠ざかってしまった優勝というとても大きな壁を、今年はぶち破ってほしいとの思いも。
投手を中心とした守りとバッテリーにも自信があるチームです。「全員が試合に挑む気持ちになれるような雰囲気づくりを常に心掛けています」と主将の渡部くん。全員が攻めの精神で甲子園を目指します！

茨城県高等学校野球連盟の副理事長も務める後藤監督。取手二高のOBで、かつての名監督木内監督の教え子でもあります。人間的成長なくして技術なし！がモットー。

「勝利へのこだわりが強い雑草魂のチーム」と監督。また、日々何かを変えたいという思いと、自信をもってみんなで力を合わせてプレーするという気持ちもチームの力につながっています。
日々の徹底した守備力の練習で守りは抜群。「レギュラー陣は2年生が半分ということで、学年関係なく遠慮せずに活躍してほしい」と主将の関根くん。選手達の志も高い土浦日大高です。

小菅監督は公立高校の教諭を経て、平成27年に教師として土浦日大に赴任し監督に。以来、野球を通して人間力の育成を信念とした指導でチームづくりにあたります。

●戦歴
平成29年 春の県大会 …ベスト16
平成28年 秋の県大会 …出場
平成28年 夏の県大会 …出場

「個性のある選手が多く、バッテリーを中心としたチーム」と監督。試合のリズムを自分達でつくれる勝負強さがつけば、更に成長するチームになれるとも。野球部員のうち半分が県外からの入部。9割の部員が寮生活という環境は、寮母さんが食生活とメンタルな部分をサポートしてくれています。選手達の自主性と自覚に期待する監督の熱い思いは選手達の励みにもなっています。

森田監督はつくば秀英高校野球部のOBで、就任4年目。小学校1年生から野球人生を歩む監督。個人の技量を伸ばして育成しながらの指導を心掛けています。

●戦歴
平成29年 春の県大会 …出場
平成28年 秋の県大会 …ベスト8
平成28年 夏の県大会 …出場

果たしてどこの高校が甲子園への切符を手にするのか？高校球児たちの熱い闘いを、みんなで応援しましょう！