自転車の街・つくば市でキブン爽快 サイクリングへ行こう♪

サイクリングで出かける前に知っておきたいことをまとめました！

「自転車のまちつくば」を掲げるつくば市。
自転車を重要な交通手段として位置づけており、利用促進につながる様々な取り組みを行っています。現在までの政策についてや、これからの目標などを、つくば市の総合交通政策課に伺ってきました。

つくば市が自転車の利用を進めるにあたって、まず根幹となっているのは自転車が「環境に優しく」「市民の健康増進にもつながる」交通手段であることです。
特に茨城県は、移動手段としてクルマが欠かせないといわれていますが、温室効果ガスの排出量削減のためにもクルマから自転車への転換を推奨しているつくば市。具体的な数値目標として、平成42年までに市民ひとり当たりの温室効果ガス排出量を50パーセント削減（※平成18年時に比べ）することを掲げています。その目標達成に向けて、自転車を安全で快適に利用しやすい環境づくりや意識づくりも推し進めているのです。

走行環境の整備については、つくば市は県内でも先んじた取り組みを行ってきました。
研究学園都市の特徴的な設計のひとつ、総延長48キロメートルにも及ぶ歩行者・自転車専用道路「ペデストリアンデッキ」は、つくばの都心部を快適に走行することが出来ます。
また、つくば市は平成20年に国から「自転車通行環境整備モデル地区」に指定され、県内では初めて車道に自転車専用の走行レーンを設置。ひと・自転車・クルマが共生できる環境を実現してきました。

自転車のまちつくばを実現させるためには、利用者ひとりひとりのマナーや意識づけも大切な部分です。
つくば市は平成27年4月に、「つくば市自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」を策定し、運用しています。自転車の利用者はもちろん、保護者や事業者についても実施するべき基本と大切なことが定められている本条例。市民の皆さん全員で知り、社会全体で自転車を安全かつ適正に活用しましょう！

歴史ある「筑波」を堪能するコース

筑波山を眺めながら、かつての歴史文化や懐かしい街並みが残る風景に触れることが出来るコースです。

まずはつくば霞ヶ浦りんりんロードの筑波休憩所へ。駐車場もあるので、愛車を積んできてここを拠点にするサイクリストも多い便利な場所です。
ここをスタート地点にして、土浦方面へGO！まずは平沢官衙遺跡を目指します。奈良～平安時代におかれていた、常陸国筑波郡の役所跡地。毎年開催されるツール・ド・つくばのスタート地点でもあります。

そして大池公園から小田城跡歴史ひろばを経由し、りんりんロードへ入ります。途中、北条商店街で「北条米スクリーム」をGET！筑波休憩所に戻る頃には、食べごろになっているはずです♪

研究学園都市サイエンスツアーコース

つくばの都心部を楽しむコースです。
つくば市内の大通りは、クルマと自転車、人が通行しやすいように整っており安全に走行できます。TXつくば駅前からスタートし、竹園エリアを抜けて東大通りへ。

つくばを象徴するJAXAや産総研といったサイエンススポットを巡ったら、次は緑あふれる公園通りへ向かいます。
市内中心を縦断するペデストリアンデッキ（歩行者・自転車専用道）を快適に走り抜けて、ゴール！

つくばの南端へ行ってみよう！コース

つくばの南部、旧茎崎町エリアへ行ってみましょう！
牛久沼に面する半島状の沿岸をぐるりとまわり、沼の湖面と共に広々とした田園風景を望める開放的なコースです。

茎崎運動公園を拠点に、茎崎橋を渡り高崎自然の森方面を巡ってから今度は南方面へ。筑波山の山々、都市部の近代的な風景とはまた違った穏やかな水辺を楽しめてオススメです。
農園直営の無添加ジュースが飲めるベルファームは、サイクリストも御用達だとか♪