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ウィークリーグルメナビVol. 43
これぞ土浦の味!創業明治2年の老舗天ぷら店
こってり濃厚なタレとカラッと揚がった衣は絶品
ほたて
■創業は明治2年!土浦屈指の老舗
創業当時は魚屋のかたわら、霞ヶ浦港にやってくる行商人を相手にする食堂だったこのお店。現在のような天ぷら専門店にシフトしていったのは昭和に入ってからのことか。元々人気のあった天ぷらでしたが、先代が浅草の老舗・葵丸進で修行を積み、この店の味に加えたのがきっかけでした。いまでは「土浦の味」と言っても過言ではないほたての天丼。先代の息子さんが今なおその味を守り続けています。
■カラッと揚がった天ぷらの秘密
ほたての天ぷらはカラッと揚がっているのが特徴です。揚げ油には、ごま油6に対し白絞油を4の割合でブレンド。そして割合は季節やその日の気温によって微妙に調整します。香ばしさとサクサク感を演出するのに手間は惜しみません。また、大型の鍋で一気に揚げるのもポイントです。それは、鍋が大きければ具を入れたときの温度低下を最小限におさえられるからに他なりません。
■ほたての味を決める脇役にも注目
天丼のたれは少し甘めでとってもコクがあるのが特徴です。そして、天丼に必ず付いてくるあら汁は創業当時から変わらぬ味。味噌は300年以上の歴史を持つ石岡のミツウロコ味噌を使います。心の底からホッと暖まる美味しさは毎日の疲れを癒してくれる味です。また、ほたてには天ぷら定食も あり!天丼とはまた違った味わいを楽しんでみるのもおすすめです。