常勝軍団 鹿島を相手に完封勝利!
水戸が2年連続で茨城ダービーを制覇
毎年恒例となっているJリーグ開幕前のプレシーズンマッチ。今回で17回目を数える水戸対鹿島の一戦が、水戸のホーム・ケーズデンキスタジアム水戸(KSスタ)で開催されました。コロナ禍以降ではKSスタの最高来場者数となる9,849人の観客が駆け付けるなか、白熱した試合は水戸が2-0で完封勝利し、2年連続で茨城ダービーを制しました。
我慢の時間帯を凌いでのカウンター攻撃一閃
新加入の武田選手が決めきる
前半。強い向かい風のなか、水戸は序盤から鹿島に主導権を握られ、度重なるセットプレーの危機を迎えます。
これに対し「前半は耐えて、チーム全体で後半に勝負を仕掛ける」(前田椋介選手)と切り替えた水戸。鹿島の決定機を辛うじて凌ぎ続けると、次第に攻守両面で冷静な試合運びを見せていきます。
待望の得点が生まれたのは26分。左サイドのMF小原基樹選手がドリブルで鹿島の選手3人を引き付け、中央寄りに上がってきた左SB大崎航詩選手にパス。その瞬間、タイミング良く相手ディフェンスの裏に飛び出したMF武田英寿選手に素早い縦パスが渡り、そのままカウンターで先制点をもぎ取ります。
ちなみに水戸が放った前半のシュート本数は、この1本のみ。まさにワンチャンスをものにして、貴重な先制点を奪いました。
連動した攻めの形で鹿島を突き放した水戸
攻守にアグレッシブな水戸のサッカーを披露
1点リードで折り返した後半、先に攻撃のリズムを作ったのは水戸でした。47分、左への大きなサイドチェンジからボールを運んだ小原選手の斜めの折り返しに飛び込んだのは左SBの大崎選手。ペナルティエリア正面からミドルシュートを放ちますが、これは残念ながら枠の外へ。
そして57分、またも左サイドの小原選手から中央の空いたスペースでボールを受けたボランチの前田選手が、逆サイドのエリア右へ絶妙のスルーパス。これに反応して後方からフリーで走り込んできた右SBの村田航一選手がダイレクトで合わせ、水戸が貴重な追加点を獲得。鹿島を2点差に突き放します。
このままでは終われない鹿島は2点を追って更に攻撃のギアを上げてきますが、リードする水戸は守備ブロックを形勢して応戦。
勝利への執念を見せる鹿島のFW知念慶選手やFW垣田裕暉選手が果敢に水戸ゴールを狙いますが、GK山口瑠伊選手の好セーブやクロスバーにも阻まれ、形勢を覆すことができません。その後、両指揮官ともに次々とフレッシュな選手を投入し試合は総力戦となりますが、しかし2-0のまま時計の針は進みタイムアップの笛。水戸の快勝によってホームKSスタは歓喜に沸きました。
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