沖縄キャンプレポート2025


開幕スタメンを懸けたポジション争い
例年以上に厳しい内容の2部練習
水戸ホーリーホックの沖縄キャンプがスタートしてから今年で丸10年。6年目となる今年は開幕日に合わせて、キャンプの日程が昨年よりも2週間ほど前倒しで組まれ、県都・那覇市に隣接する豊見城市の豊見城総合公園陸上競技場で行われました。

横殴りの冷たい雨が降り注ぐ日もありましたが、南国の暖かな気候の中でチームは例年以上に厳しい内容の2部練習を実施。森監督が掲げる「攻守にスピーディーなサッカー」を実現するため、主にフィジカルの強化と攻守の戦術に取り組み、開幕スタメンを懸けたポジション争いが本格化しました。

36人のメンバーで挑む!
今季初のトレーニングマッチ
そんなハードなキャンプに挑んだのは、新加入16人を含む36人のメンバーです。
残留決定の功労者であり、前線でチームを牽引したFW草野侑己選手、攻守のキーマンだったDF大崎航詩選手、そして守護神としてゴールマウスを守ったGK松原修平選手など昨年の主力選手達に加えて、新たに地元出身者、経験豊富なベテランや中堅の顔ぶれが多く揃いました。

中でも注目は、桜川市出身でJ1京都サンガF.C.から完全移籍した右サイドバックが主戦場のDF飯田貴敬選手です。 J1でのプレー経験が豊富なプロ9年目の飯田選手は「自分の土台を作ってくれたのは茨城の地。茨城に恩返ししたい」と故郷に錦を飾るため、30歳の節目の年に満を持して凱旋しました。

その他、龍ケ崎市出身でJFL・FCティアモ枚方から加入したDF鷹啄トラビス選手、日立市出身で大卒ルーキーのFW多田圭佑選手が新たに加わり、石岡市出身のFW内田優晟選手がJFL・高知ユナイテッドSCからレンタルバック。茨城が誇るJリーガー達の活躍に地元の大きな期待が集まりそうです。

また、J2・大分トリニータの元主将でゴールゲッターのFW渡邉新太選手、2020、2021シーズンに水戸で飛躍したベテランFW奥田晃也選手、昨年はJ3アスルクラロ沼津で9得点を挙げたMF津久井匠海選手、経験豊富なセンターバックのDF知念哲矢選手、新進気鋭の左サイドハーフのMF芦部晃生選手、2023シーズンの大分の守護神・GK西川幸之介選手など実力者達も新戦力として名を連ねています。

キャンプでは新旧融合を図りながら、今季初の対外試合となるトレーニングマッチ3試合に臨み、J1・ガンバ大阪戦は惜しくも敗れましたが、昨年JFL9位の沖縄SV戦は既存メンバー中心のチームが攻守で標榜するスタイルを体現し、J3・FC琉球OKINAWA戦は前線の選手達が圧巻のゴールラッシュで快勝。開幕前に修正すべき攻守の課題も浮き彫りとなりましたが、積極果敢にトライアンドエラーを繰り返し、確かな自信と成果が培われた12日間になりました。

今年で19回目!
「茨城ダービー」が2月1日に開催
リーグ開幕直前、恒例の鹿島アントラーズとのプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル2025」が、2月1日(土)14時にケーズデンキスタジアム水戸でキックオフ!
昨年のスタイルを進化させ、未踏の舞台に向かって躍進を目指す新生水戸。日本サッカー界屈指の名将である鬼木達新監督のもとでタイトル奪還を目指す常勝軍団。今年で19回目となる茨城ダービーは、果たしてどちらに軍配が上がるのでしょうか!?
今季のゆくえを占う注目の一戦を是非お見逃しなく!
Jリーグプレシーズンマッチ
いばらきサッカーフェスティバル2025 のご案内(公式HP)

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