全国からプロの職人が集う 茨城クラフトフェア
会場である下館総合体育館隣の芝生広場には、毎年1万人を超える人が訪れます
実行委員会代表の諏訪光一さん
クラフトフェアとは
(※内容は2018年2月25日時点のものです)
茨城クラフトフェアは、全国で活躍しているクラフト作家を筑西市に招き、作品の展示・販売をしていただくイベントです。
クラフトとは、手芸品、工芸品、ペーパークラフト、ワイヤークラフトなどの工作物のことで、イベントでは、陶磁器、木工、ガラス、金属、革工芸、アクセサリーなど多岐にわたる工芸品が展示販売されます。
一見誰でも出店できるフリーマーケットと混同されがちなのですが、「クラフトフェアはプロの工芸作家が自身で作った作品を展示販売するイベントなので、上質な作品が揃います」と実行委員会代表の諏訪光一さん。
クラフトフェアは全国的にまだまだ少ないので、なかなか見ることのできない逸品に出会えることも。今年は120組近くのクラフト作家が出店するそうです。
地元茨城はもちろん、北は秋田・岩手から、西は兵庫まで、全国22都府県からの参加が決まりました。
たった3人で始めた 中心市街地の活性化事業
始まりから現在に至るまで
茨城クラフトフェアが始まったきっかけとなったのは、平成20年に稲荷町通り(下館駅前通り)がリニューアルされたときだそうです。
「開通式初日を歩行者天国にして盛り上げようということから始まったんです」と諏訪さんは話します。
当時は「しもだてアートフェスタ」というイベント名でした。
稲荷町通りが手狭になってきたのと、イベントのさらなる盛り上がりを求めて3年前から下館運動公園に会場を移し、名称も職人の作品が集まるようにと「茨城クラフトフェア」に変えました。
全国各地で開催されているクラフトフェアを見て回って、そこで多くの作家さんと出会いながら、今のクラフトフェアのベースができていったそうです。
そういうご縁もあり、「全国のプロの工芸作家からさらに厳選して出店していただいています」と諏訪さん。
今では全国のクラフト作家の方々に注目いただけるクラフトイベントになりました。
茨城クラフトフェアの実行委員会は、代表の諏訪光一さん、実行委員長の中西悦夫さんと副実行委員長の大高正希さんの3人がメインで活動されています。
それぞれ、本屋さん、和菓子屋さん、陶芸家と職業もバラバラですが、実はこの3人、中学時代からの同級生だとか。
3人でこれだけのイベントをやろうとするのはさぞかし大変かと思いきや、「3人だと意見が割れても2対1の多数決で物事を決めやすいから案外進めやすいんです」と中西さん。
気心知れた仲だからこそのチームワークの良さを感じました。
気に入った工芸品があったら価格交渉するのもクラフトフェアの楽しみ方です
実行委員長の中西悦夫さん
ワクワクする仕掛けがたくさんのクラフトフェア
厳選されたおいしさと、オススメの楽しみ方
イベント当日は、キッチンカーによるグルメやスイーツの販売も。こちらもクラフトフェア同様に手作りでおいしいものを販売します。
昨年は、石窯で焼いてくれる手作りピザ屋さんや、オリジナルカレーショップ、ジェラートやクレープなどのスイーツ屋さんなど、どれを見ても美味しそうなキッチンカーが並んでいました。
「工芸品と同じでプロのお店を厳選して出店していただいています」と中西さん。
自ら和菓子屋さんを営んでいる中西さんだからこそ、クラフトフェアに出店する飲食店の味と品質には特にこだわっているとか。
毎年盛況で、例年売り切れになってしまうお店が多いそうです。地元のお菓子販売のブースもあるそうですので、ご自宅へのお土産にもおすすめです。
今年の飲食店やお菓子販売のブースは、20組ほど出店されます。
また、イベントの楽しみ方のひとつにワークショップでのクラフト体験があります。
プロの工芸家が先生となり、革やガラス細工、金属や布を使った工芸品などを作ることができます。先生と直接コミュニケーションが取れるのもワークショップならでは。家族や友人と楽しみながら、世界に一つだけの宝物を作ってみてはいかがでしょうか。
実際のクラフト(工芸品)を少しだけ紹介♪【1】
実際のクラフト(工芸品)を少しだけ紹介♪【2】
第4回クラフトフェアに行こう!
あなたのお気に入りがきっと見つかる♪
◎平成30年3月24日(土)・25日(日) 10:00~16:00(25日は15:30まで)
◎下館運動公園芝生広場(筑西市上平塚627)
※雨天決行
☆詳しいイベント情報はこちら
■お問い合わせ■
茨城クラフトフェア実行委員会
筑西市稲荷町丙123(諏訪書店内)
TEL:090-1039-3577(代表:諏訪)