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市民による手作り劇団

市民劇団「つむぎ」とは

(※内容は2017年10月25日時点のものです)

結城市民劇団「つむぎ」は、平成19年の第1回公演「結城合戦物語」から数えて今年で11回目の公演を迎えます。結城市民の有志が集まり、結城の歴史や結城に伝わる民話を題材にして、すべて手作りで演劇を行っています。

「最初は試行錯誤でしたが、なんとか形にすることができました」と会長の鈴木林蔵さん。今ではプロ顔負けの仕上がりです。

劇団結成のきっかけは、古河市で上演された演劇のなかで結城合戦が紹介されたのを見て、「結城合戦の演劇を結城市内でやってみては」との声が出たのが始まりでした。

結城市民劇団「つむぎ」 会長
鈴木林蔵さん

原動力に繋がるもの

結成して10年

今では団員も小学生から80歳になる方まで30名ほどいるそうで、職業もサラリーマン、自営業者、主婦、定年退職された方、さらには結城市だけでなく筑西市や小山市在住など色々な方が在籍しています。そしてそのほとんどが演劇初心者だったというから驚きです。衣装や大道具は、劇団の女性スタッフや大工さんがすべて手作りで製作していますが、作り物とは思えないほどそのリアリティもスゴいです。

結成してから10年が経ち、年々反響も大きくなり、今では来場される7割の方がリピーターとのこと。お客様が感激しているのを見て、「実は私たちやっている側が 一 番感動しています」と胸のうちを語る鈴木さん。その感動が忘れられず「また今年もやりたい」という原動力に繋がるのだそうです。

結城の歴史と民話の市民劇

演劇のテーマと今年の注目ポイント

結城市民劇団「つむぎ」では、「結城の歴史を掘り起こし、演劇を通して結城市内外に広くPRできるような活動をしています」と事務局長の大越隆一さん。

例えば、「結城合戦といえば、室町幕府軍と結城家との戦いで有名ですが、この時代の結城家の栄枯盛衰を改めて市民の皆さまにお伝えできれば」と大越さんは話します。

これまでの公演は、結城合戦物語に始まり、結城秀康や結城朝光の生涯など、平安時代末期から戦国時代を生き抜いてきた結城家の歴史を伝えてきました。

今年は昨年に引き続き結城秀康の生涯がテーマですが、昨年よりもパワーアップした結城秀康が登場予定とのこと。そして、今年の目玉はなんと言っても「御手杵(おてぎね)」と呼ばれる結城晴朝の愛槍。実物は約4メートルもあったそうですが、それがどのように再現されるのか今から期待が寄せられます。

於義丸(秀康の幼名)が恵まれない自分を拗ねるシーン。於義丸役の尾見涼哉君は今年も同役をやられるとのこと

小道具の刀。元大工の方もメンバーにいるとのことで小道具も大道具も素晴らしい仕上がり

迫力満点の稽古現場レポ-ト

本番に向けての制作裏側

注目の結城秀康の稽古のシーンを見学させてもらいましたが、迫真の演技に取材班は圧倒されるばかり。
劇団の練習は毎週土曜日の夕方2時間のみしかとれず、7月中旬に稽古を始めてから、たった5ヶ月の短い期間で本番を迎えるわけですから、練習中も常に緊張感が張りつめているというのは納得です。

最近では団員の実力も上がってきて、「アドリブを入れたり、セリフの言い回しが格段に上手になってきています」と大越さんは胸を張って話します。さらには「結城家以外の結城の歴史や結城に伝わる民話にも取り組んでゆきたい」と意気込みを語ってくれました。

稽古が始まると空気は一変。かなりの迫力が感じられる

まちおこしと協働のまちづくりを目指して

これからの劇団「つむぎ」

鈴木さんに今後の活動について伺ったところ、「まずは広く劇団の活動を知っていただくこと」。
劇団の公演に来たことのある結城市民は約4割ほどで、もっと市の内外に知っていただくことで、まちおこしに貢献したいのだとか。
結城の街を元気にしたい、そんな地元愛が演劇を盛り上げています。

毎年の公演には市内の中学2年生を招待することで、結城の歴史に触れて、演劇の素晴らしさを実感していただく取り組みも行っているそう。
また、結城中学校吹奏楽部の皆さんには演奏にも参加してもらっており、「まさに色々なシーンで若い皆さんに演劇に触れていただいています」と鈴木さん。
市民の手で作り上げてこその結城市民劇団です。もし一緒に演劇をやってみたいという方がいましたら「いつでも事務局までご連絡ください!」とのことでした。

あなたも、演劇を通してまちおこしに取り組む結城市民劇団「つむぎ」の一員になって、結城市をもっと盛り上げていきませんか?
結城市の歴史や民話にクローズアップした演劇を通して、結城への愛着を深め、街を元気にする結城市民劇団「つむぎ」。今後の活動に是非ご注目ください。

公演に行ってみてはいかがですか?

結城市民劇団「つむぎ」第11 回公演 「結城秀康-御手杵の舞-」

第11回公演では、徳川家康の次男として生まれながら、羽柴(豊臣)秀吉の養子となり、さらに結城晴朝の養子となって結城家を引き継いだ結城秀康の数奇な運命を背負った生涯を演じます。
今回の見どころは、天下三名槍のひとつとして結城に古くから伝わる「御手杵の槍」の舞を秀康が演じるシーン。その鬼気迫る迫力に圧倒されること間違いありません。

上演日/平成29年12月9日(土)
会場/結城市民文化センター「アクロス」大ホール
( 結城市中央町2-2)
入場料/全席指定席 一律1000円
チケット販売/アクロス・結城観光物産館にて販売

<上演時間>
1回目 10:30~12:30(開場10:00)
2回目 14:30~16:30(開場14:00)

☎0296-32-5330
問い合わせ先/結城市民劇団「つむぎ」運営委員会事務局

詳しい情報はこちらでも見られます

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