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一過性のブームに留まらず、日本の文化として定着しつつある大人気のサウナ。今回は茨城県日立市のサウナ施設4選と、話題の施設をピックアップ。「ととのう」を満喫できる入浴方法もご紹介します!
(2025年1月現在の情報です)

 

サウナの歴史

サウナとはフィンランドが発祥とされる蒸気浴や熱気浴の一種で、約100度の高温の室内で体を温めて発汗する温浴法。

新陳代謝がアップするため減量効果があり、血行促進されて肩こり、筋肉痛、腰痛などの解消や疲労回復の効果も。自律神経の調整が促されてストレス解消、鎮静作用による安眠など、日常生活でストレスがたまった心も体も「ととのう」ことが期待できるのです。

 

1964年の東京五輪の頃から全国の銭湯を中心に広まり、次第にホテル、スポーツクラブ、ゴルフ場に設置され、今ではテントや小屋など個性的な施設が次々と誕生しているサウナ。

大きく分けると、高温で湿度が低く短い時間で発汗が期待できるドライサウナと、低温で湿度が高いミストサウナの2種類があります。

また、熱したサウナストーンに水やアロマ水をかけて蒸気を発生させ、体感温度を上げるロウリュウ、水温が10度以下のグルシンと呼ばれる水風呂など、各施設のスタイルに応じて細分化されています。

日立市内にあるサウナ施設11か所から、今回はおすすめの4施設をご紹介します!

湯楽の里 日立店

サウナ内

展望サウナからは太平洋を眺められ、最高に贅沢な気分で汗を流せます。その他にも、同店自慢の露天風呂や、壺風呂、寝ころび湯、ジェットバスシルク風呂など、多種多様なお風呂も楽しめます。

 

露天風呂からの景色(元旦には早朝営業もあり)

【住所】日立市河原子町1-1-6
【時間】10:00~21:00(最終受付20:00)
【定休】火曜日
【電話】0294-39-1126
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MIDORITO SAUNA ミドリトサウナ

超クリアな天然軟水風呂

蛍が生息し、5か所の湧き水の名所で有名な日立の里山・十王町高原にある、アウトドアのととのいを追求したサウナ施設。水風呂は湧き水の名所よりさらに上流から汲み上げたため「天然超軟水風呂」となっており、肌への刺激を全く感じません。

 

渓流のプライベート空間を貸し切りで利用できるサウナ「ハナレ」

【住所】日立市十王町高原554-1
【時間】9:00~21:00(冬季は19:00まで)
【定休】なし
【電話】050-7109-5623
【HP】HPはこちらから
※問い合わせは電話またはHPお問合せフォームより

鵜来来の湯十王 うららのゆじゅうおう

サウナ内

日本を代表する芸術家・横山大観も愛した、日立市の白砂青松が続く景色。 露天風呂からは、延々と続く海岸線が望め、最高の開放感を味わえます。

 

大浴場

露天風呂

 

【住所】日立市十王町伊師605
【時間】9:00~深夜25:00
【定休】なし※年数回点検休あり
【電話】0294-25-4126
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茨城極熱サウナ~3un~

建物からサウナストーブまですべてハンドメイド

県内に数あるサウナ施設の中にあってひときわ異彩を放つ3unのサービスコンセプトは「サウナで涙を流させる」。泥臭く、共に汗をかいて、共に整う。ホスピタリティに溢れる尖に尖った熱狂しすぎるサウナ屋さんです。

 

燃料には常陸大宮市の山林から切り出した薪を使用

【住所】茨城県日立市田尻町1-45-81階3UN
【電話】090-9202-9527
【HP】HPはこちらから
【SNS】Instagramはこちらから
※完全予約制。HPお問い合わせフォームまたはInstagramのDMよりお問合せください。

 

そして今回はこちらの「極熱サウナ~3un~」さんにスポットをあて、詳しくお話を聞きました。

 

85歳の大工が創り上げた
住宅街に佇むサウナ小屋

現在11ヶ所のサウナを持つ施設がある日立市。その中で異彩を放つのが、田尻町の住宅街の一角にある「85歳が創る茨城極熱サウナ~3un~」です。なんと大工歴60年の鈴木幸雄さんが主に廃材を使って、85歳の時に自宅の庭に創り上げた薪サウナ小屋です。

 

住宅街に佇む木の温もりあふれるサウナ小屋

外壁は北茨城市の林業を営む会社から譲り受けた杉材で、内壁は住宅建設の際に余った不揃いな床材などを再利用。「人生最後の挑戦」として、ハンドメイド感あふれるサウナ施設を1年かけて築き上げ、2022年8月にオープンしました。

実は「サウナを作ったことも、入ったことも全くなかった」という幸雄さん。隠居生活を送っていた中で重い腰を上げたのは、孫の翔さんのためでした。

 

茨城極熱サウナ~3un~ 鈴木幸雄さん(写真左) 翔さん(写真左)

常陸大宮市の山林から翔さんが切り出した薪を使用するサウナ小屋では、自由にセルフロウリュも楽しめる他、ウィスクと呼ばれる植物の枝葉を束ねたもので身体を叩いたり、押し当てたり、さすったりするリラクゼーションの施術「ウィスキング」やインド式美容&健康術に基づいたデトックスマッサージ「アーユルヴェーダ」なども合わせて楽しめます。

 

セルフロウリュ

 

ウィスキング

そんなホスピタリティの高さが全国各地に広まり、今では月に200~300人が訪れる人気のアウトドアサウナに成長しました。

幸雄さんは「暑いのが苦手なので入らないけれど、たまに薪をくべたりするのは手伝ってるよ。多くの人に喜んでもらえているのは嬉しいね」と笑顔で語ります。

 

作業中の様子

一からすべて一人で作り上げた

 


サウナで豊かな人生を
広がれ!サウナーの輪

今や大洗サンビーチや静岡県の競輪場など県内外でサウナの大規模イベントもプロデュースをしている翔さん。日立市のサウナ事情について、「人口に対して温浴施設が少なく、サウナも需要に対して足りない状況」と語ります。

 

施設内の様子

そのため、個性的なサウナが続々と増える県北地域のサウナをPRする活動や、住宅の一角で運営する自身の施設をモデルケースとして、サウナの新たな可能性を広げる活動も展開。

「自分のように好きなことをして、豊かな人生を送る人が増えて欲しいです」とサウナ経営に挑戦する仲間達も集っています。

ちなみに、アウトドアサウナの初心者は「外気も暖かくなる春先がオススメ」と翔さん。2025年は「ととのう」一年を過ごしてみてはいかがでしょうか?

 


サウナ利用の流れ

 

1 まずはしっかり水分補給。エチケットとキレイな汗を流しやすくするため、事前に体と頭をしっかりと洗いましょう。

 

2 サウナ室にいる時間は約10分。濡れタオルやサウナハットをかぶると、頭がのぼせずに長い時間入っていられます。

 

3 サウナ室から出たら、汗を一旦流してから水風呂へ(目安は15~30秒)。冷たくて入りにくい場合は体を丸めると入りやすくなります。

 

4 簡単に体の水気を拭いて、リクライニングに深く腰掛けて休憩(目安は10分)。リラックスして「ととのう」を満喫しましょう!



いかがでしたか?日立市内には今回紹介した以外にもサウナ施設がたくさんあります。仕事終わりや休日は、ぜひ日立市に足を運んで「ととのう」を体験しに行ってみては?

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