KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭
2016年9月17日~11月20日まで開催
茨城県北地域の6市町を舞台に開幕するKENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭。わたしたちが普段暮らしている日立市内も、メイン会場のひとつになっています。
今回は、日立市内の展示情報に加えて参加アーティスト、芸術祭スタッフへもインタビュー。いつもの街並みが、アートの舞台になる65日間を楽しみましょう!
(※内容は2016年8月25日時点のものです)
KENPOKU ARTって??
はじめて開催される、現代アートの祭典!日立市・高萩市・北茨城市の海側と、常陸太田市・常陸大宮市・大子町の山側に分かれたエリアは国内芸術祭最大級の広さです。科学技術を駆使した最先端のアートや、自然と対話するような作品、地域を特徴づける場所を活用したアートなど…。また、国内はもちろん海外からの参加数が多い、国際芸術祭です。
中でも、編集部が皆さんに感じてもらいたいのは「インスタレーション」の魅力。アート作品を置くだけでなく、設置場所の特色も活かす「空間芸術」のこと。かつて常陸太田市里美~日立市中里地区周辺で開催された、クリストの「アンブレラ展」もそのひとつです。たくさんの青い傘が、田畑の中に置かれた景色を覚えている方も多いことでしょう。
地域の歴史や、風土、そこに住む皆さんの声などをリサーチし、作品づくりに活かしたアーティストも。また、会期中に皆さんと作っていくアートも企画されています!
皆さんも、会期中にはぜひ県北芸術祭の各会場へ足を運んでみてください!普段暮らしている街並みが、変わって見えるかもしれません。
総合ディレクターの南條史生さんについて
東京・六本木の森美術館館長を務める南條さん。
実は茨城県とも関わりが深く、1995年より守谷市を拠点に県が主催している芸術文化事業「アーカスプロジェクト」のアドバイザーを務めています。
アートと地域を密接に結び、街づくりにも積極的に活かされているアーカスが橋渡しとなり、県北芸術祭の総合ディレクターに就任しました。
「アートを通じて、茨城県北の魅力を可視化したいと思っています。たくさんの方に県北地域を周遊してもらって、その魅力を体感してもらいたい。当芸術祭は、県北地域の場所や風土を活かした、ここでしか出会えないインスタレーション形式も多く展示します。そして、県北に住む皆さんにも、芸術祭に積極的に関わってほしいですね。皆さんも県北芸術祭の一員として、クリエイティブであることを楽しんでもらいたいです」(南條さん)
茨城県北芸術祭・記者発表会にて
茨城県北芸術祭公式ガイドブック&作品鑑賞パスポートが販売中!
茨城県北6市町(日立市、高萩市、北茨城市、常陸太田市、常陸大宮市、大子町)を最先端の現代アートが彩る『KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭』。
この芸術祭をより楽しむための、公式ガイドブックが発売中。また、お得に作品を鑑賞できる作品鑑賞パスポートの前売引換券も販売中。
ぜひ、GETして県北芸術祭を楽しんでください♪
作品鑑賞パスポート前売引換券
日立市内で出会えるKENPOKU ART
県北芸術祭全域の中で、開催エリアは大きく分けて4つ。「五浦・高萩海浜エリア」「奥久慈清流エリア」「常陸太田鯨ヶ丘エリア」そして、「日立駅周辺エリア」です。
中でも、日立市内に置かれる展示会場は8ヶ所が予定されています。
日立市内各会場で参加予定の全22アーティストを一挙紹介します!展示会場をめぐる周遊バスなどを活用しながら、ぜひめぐってください。