「関東・水と緑のネットワーク拠点100選」や「いばらき子どもいきいき自然体験フィールド100選」に選定。長年放置され、怖くて立ち入れなかった荒地を公園にしようという日立市の呼びかけに市民有志が応え、オープンしたのが「赤羽緑地 自然観察ふれあい公園」です。以来、「赤羽緑地を守る会」が日々守り、手塩にかけて育て、こんな素敵な市民憩いの場になりました。
公園は日立市久慈町の雑木林に囲まれた盆地にあります。広さは東京ドーム1.5個分の7.3ヘクタール。
空まで届きそうな広々とした緑地、ヨシやガマが生えている自然の湿地。北側の丘まで足をのばせば、郷土の歴史的遺産「横穴墓」を見ることも。
画材を持ってスケッチに訪れる人や、遊歩道をたどり散策を楽しむ人々が静かなひとときを過ごしています。
公園がオープンしたのは平成15年4月。「遊ばせておくのはもったいない」と、日立市から有志に向け公園化協力の要請があったのはその2年前。
「作る会」を立ち上げた有志らは市と協働で2年間かけて構想を練り、荒地の整備を始めました。
「自然環境と歴史的遺産の保全と再生」をキーワードに、子供たちからお年寄りまで幅広い世代の人たちに憩いを与えられる場を見事形にしたのです。
ひどく荒れ果てた土地を整備するのに運び出した廃棄物はトラック30台ほど。うっそうとしていた雑木林もキレイになり、遊歩道も安心して散策ができるようになったのは「守る会」の長年にわたる丹精の成果です。
月に1回、2時間の月例活動として清掃や移植のために集まる以外はそれぞれが必要と思ったことを自分の都合の良い時間に行います。作業に来られる人が来る。こんな風にして自然と続いています。
同会のホームページには、平成16年の活動報告に次のようにあります。
「ホタルの再生とかカブト虫の養育などへ発展させて『おらたちの公園』をもっと良くしていく」。
10年以上経過した今、赤羽緑地公園はホタルやカブト虫もいる、皆が楽しめる素敵な『おらたちの公園』になりました。
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