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株式会社ギンビス 古河工場

古河から世界へ!! お菓子で笑顔を届けたい

たべっ子どうぶつやアスパラガスビスケットなど、数々のヒット商品を世に送り出してきたギンビス。世界でも愛されるギンビスの商品を生産する、日本で唯一の製造工場が古河市にあることをご存知でしょうか。
86年もの歴史を持つギンビスの魅力に迫りました。

(※内容は2016年10月25日時点のものです)

今回はこの方々にお話を伺いました。

取締役
古橋 裕次 さん

広報担当
奥村 端穂 さん

包装部
秋森 正規 さん

工場長
赤荻 正 さん

 

株式会社ギンビス 日本で唯一の古河工場

お菓子を通じて人々に夢や希望を与えたいという想いから、ビスケットの改良に成功した創業者の宮本芳郎氏。高度経済成長を遂げる製菓業界の需要に応え、首都圏近郊に工場の建設を考案していました。工場に適した広大な敷地を確保できる利便性に優れた土地を探すため、埼玉
や栃木、茨城などを巡り歩き、この地にたどり着いたといいます。古河にギンビス唯一の日本工場が設立されたのは1968年のことでした。
 取締役の古橋裕次さんは、当時の様子について「ビスケット工場は作業工程の都合で横長のスペースが必要なんですが、先代の社長(芳郎氏)は、作業の効率を上げるため、ミキシング・焼き上げ・包装という流れを一直線に繋げて製造ラインが組みたいということで、350メートル以上の直線が確保できるこの土地を選んだと聞いています」と語ります。この地でギンビスは48年もの間、地域とともに歩み、産業発展のために力を注いできました。

 

海を越えて愛される ギンビスの商品

日本国内の全商品と海外に送られる一部の商品の製造を一手に引き受ける古河工場。その数は約100種類にものぼります。古河工場が設立された1968年には、ギンビスの大ヒット商品『アスパラガスビスケット』が発売になりました。
 当時、野菜のアスパラガスは高級食材だったため、各家庭の食卓では味わえないものだったといいます。そこで、そんなアスパラガスを焼き菓子として各家庭に届けたいとの想いから生まれたのが『アスパラガスビスケット』でした。焼き方や型を何度も調整し、試行錯誤の末に、1975年にモンドセレクション金賞を受賞しました。同じくギンビスを代表するロングセラー商品『たべっ子どうぶつ』は、1978年に発売され、のちにその人気は海を渡り、現在では東南アジアやアメリカなどの22の国と地域で多くの人々に愛されています。
 商品を生みだすアイディアの源は何でしょうか。広報担当の奥村端穂さんに伺うと「先代の社長が動物や自然に親しみを感じていたことが商品開発のきっかけになったと聞いております。たべっ子どうぶつに関しましては、パッケージのロゴも先代の社長の直筆だと伺っております」と優しい笑顔で答えました。

 

テレビアニメにも登場した たべっ子どうぶつ

工場内では一日に約2万ケースもの商品をパッケージ(包装)するといいます。同じ品種の商品でも、個包装や箱詰めなど、パッケージ方法が異なるため、各製品にあわせた工程が必要になります。
 包装部の秋森正規さんに、この仕事をしていて嬉しかったことを伺うと「自分はマンガが好きなんですが、先日『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』という有名なアニメ作品で、登場人物がたべっ子どうぶつを勧めるシーンがテレビで放映されたときに、自分がいつもパッケージしている箱詰めのたべっ子どうぶつが忠実に描かれて放映されていたことがとてもうれしかったです」と満面の笑みを浮かべました。国民的な人気を誇る商品ならではのエピソードでした。

 

家族をつなぐお菓子 ビスケットへの想い

工場長の赤荻正さんはお菓子に込められた想いについて、「たべっ子どうぶつは、『親子で食べる知育ビスケット』をコンセプトに作られていますので、パッケージに教育性を重視しています。おいしく食べながら楽しく学べる、ご家族の一つのコミュニケーションツールになるようにとの願いが込められています。その他、アスパラガスビスケットやしみチョココーンなども、味はもちろんのこと、見た目にも楽しめるような工夫がされています。お菓子が持つ、人を笑顔にさせる力で、みなさんに夢を与えられるよう、日々努力していきたいですね」とにこやかに語りました。
『お菓子に夢を!』というスローガンのもと、先代から脈々と受け継がれている、お菓子作りに対する愛情。お菓子を手にした人々の未来や幸せを思い描きながら、ギンビスのお菓子作りは今日も続いていきます。作り手の想いと真心が詰まったギンビスの商品は、これからも人々の心に寄り添い、世界に向けて羽ばたいていくことでしょう。

株式会社ギンビス 古河工場
〒306-0206 古河市丘里2番 TEL 0280-98-1853

 

〜ギンビスのあゆみ〜

1930年、墨田区錦糸町で宮本芳郎氏とその妻、須美子氏が『宮本製菓』を開業し、1945年に『銀座ベーカリー』という名で銀座にレストランを創業しました。その後、製菓工場を設立し、ビスケットの製造に力を注ぎます。
 1974年、創業の地である銀座とビスケットにちなみ、『ギンビス』へと社名変更を行い、誰もが笑顔になれるようなおいしいビスケットを目指し、創業から現在に至るまで、たゆまぬ努力を重ねています。

1930年
墨田区(旧本所区)錦糸町に宮本製菓創立

1945年
中央区銀座1丁目に営業所を開設し、名称を「銀座ベーカリー」と改め、同時にレストラン銀座店を開店

1947年
江東区猿江町に農林省の指定工場として配給用乾パン、ビスケットの専門工場稼働

1948年
法人組織とし、株式会社「銀座ベーカリー」の名称とする

1952年
第12回全国菓子博覧会(秋田)において「ギンビスコ」が名誉大賞受賞

1968年
ヒュースラグ社(オランダ)のバンドオーブンと製造設備を導入した、古河新工場が落成、稼働開始

1968年
「アスパラガスビスケット」発売

1974年
商号を株式会社ギンビスと改称

1975年
第14回モンドセレクションで「アスパラガスビスケット」が金賞受賞

1978年
「たべっ子どうぶつバタ―味」発売

1979年
第18回モンドセレクションで「たべっ子どうぶつバター味」が金賞受賞

1987年
香港最大の菓子メーカー「ガーデン社」と技術提携

1988年
イタリア最大のビスケットメーカー「クリック社」と業務提携

1993年
古河第3工場の新設、同時に包装設備の一新

1998年
中国汕頭市にギンビス汕頭工場(別法人合弁会社)を設立稼働

2003年
食品でスライダーパッケージを導入した日本で初めての商品「たべっ子BABY」発売

2003年
含浸製法の画期的新製品「しみチョココーン」「染みチョコビスケット」を発売

2004年
第43回モンドセレクションで「しみチョココーン」「染みチョコビスケット」が金賞受賞。

2008年
古河工場ISO9001認証取得

2010年
上海万博日本産業館に出展

2013年
「BIG BAR Z」発売

2015年
日本食糧新聞社食品ヒット大賞で「たべっ子どうぶつ」がロングセラー賞受賞

バリエーション豊かなたべっ子どうぶつ

たべっ子どうぶつ_キャラメル味

たべっ子どうぶつ_ココア&ココナツ味

たべっ子どうぶつ_チーズ味

たべっ子どうぶつ_のり味

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