勝負強さで勝ち獲った!!7シーズンぶり8度目の年間王者・2016チャンピン鹿島アントラーズ

明治安田生命2016J-LEAGUE CHAMPIONSHIP FINALS 史上初の逆転勝利

2016年11月29日にカシマスタジアムで、12月3日に埼玉スタジアム2002で行われたJリーグチャンピオンシップ。
ファーストステージ王者として挑んだ鹿島アントラーズは第1戦を0対1で落としたものの、第2戦を2対1で勝利して、7年ぶり8度目のJリーグチャンピオンに輝きました。
シーズン終盤は4連敗を喫すなど苦しい戦いが続いたものの、しっかり立て直して優勝を手にしたアントラーズ。そこで際立ったものこそ、鹿島伝統の「勝負強さ」です!

失わなかった冷静さが生み出した逆転勝利

2016年のJリーグ年間王者を決めるチャンピオンシップ。ファーストステージ王者として挑んだ鹿島は準決勝で川崎フロンターレを1対0で勝利して、決勝に進出。セカンドステージ王者であり、年間最多勝ち点の浦和レッズと対戦することとなりました。一発勝負だった準決勝とは異なり、決勝はホーム&アウェイの2戦の結果により、勝敗がつきます。結果的にこのレギュレーションをうまく生かしたことが勝因となりました。
 鹿島の伝統である「勝負強さ」を発揮した2試合だったと言えます。ホームで行われた初戦は一進一退の攻防が続いた中、PKでの失点により0対1で敗戦したものの、アウェイでの第2戦は先制される苦しい展開から2点をもぎ取って逆転勝利。「同点の場合はアウェイでの得点数が重視される」アウェイゴール方式により、鹿島が優勝をおさめることができたのです。
 初戦を落とし、さらに第2戦で先制された時点で意気消沈してもおかしくなかったでしょう。しかし、鹿島の選手たちは下を向くことはありませんでした。「1点を取られても、みんなレギュレーションを頭に入れているから冷静に戦えた」と小笠原満男選手が振り返ったように、冷静さを失わずに戦うことができました。むしろ、先制して守りに入った浦和に対して、「精神的に優位に立つことができた」と小笠原選手は言います。勝つためには得点を奪うしかありません。鹿島に勢いをもたらしたのは、チーム全体での意思統一。怒涛の攻撃を見せて、狙い通り2ゴールを奪って歓喜をつかみ取ってみせました。「こういう一発勝負で何をしないといけないのか分かっているのが鹿島」。小笠原選手は胸を張ります。

苦しみを乗り越えて一丸を取り戻したアントラーズ。短期決戦で 勝負強さを発揮。

「ファミリー」こそ「勝負強さ」の源。サポーターの存在なくして 手に入れられなかったタイトルだ。

2007年の逆転劇を彷彿 息づく「不屈の闘志」

第2戦で2得点を挙げた金崎夢生。果敢にゴールに向かう姿勢が勢いをもたらした。

背番号10の柴崎岳も力強いプレーを見せた。

「勝負強さ」とは「不屈の闘志」とも言い替えることができます。それはどんな状況になろうとも勝利を諦めずに立ち上がること。戦いでは様々な戦局が訪れますが、悪い状態の時に崩れないことが勝利のために求められます。この2戦だけではなく、年間通して、今季の鹿島にはそれがありました。
 シーズン中、常に盤石な戦いができたわけではありません。ファーストステージで優勝をおさめたものの、セカンドステージに入ってから監督と選手の関係が問題になったり、シーズン終盤には4連敗も経験しました。ですが、苦境を乗り越えようと、自分たちを見つめ直したのです。すべては勝利のために――チーム一丸を取り戻して、チャンピオンシップに挑みました。苦境から這い上がった経験が最後の最後に大きな力となったのです。
 思い出されるのは2007年。一時は15位まで低迷したけれど、夏以降勝ち点を重ねて順位を上げていきました。そして第26節から破竹の7連勝を記録して2位に浮上。第33節で首位浦和との直接対決を鹿島が制し、勝ち点1差で最終戦を迎えます。浦和は最下位の横浜FCにまさかの0対1の敗戦。鹿島はホームで3対0の完勝をおさめ、頂点に輝いたのです。この優勝はいまだに「Jリーグ史上最高の逆転劇」として語り継がれています。それを彷彿させる今回の逆転優勝。「不屈の闘志」が鹿島というクラブにしっかりと息づいていることを再確認できた優勝でした。

選手の背中を強く押した「ファミリー」の存在

ただ、サポーターの存在なくして手にできなかった優勝であることは間違いありません。「鹿島は数々のタイトルを獲ってきたクラブ。それは選手もすごかったし、フロントもすごかったからだと思うけど、サポーターもすごかったからだったと思う」
 昌子源選手は鹿島のサポーターの存在の大きさを語ります。あらためて、そう強く感じさせたのは、チャンピオンシップ前。11月下旬のある練習のこと。その日は週末ということもあり、練習場には多くのサポーターが集まっていました。ただ、いつもと雰囲気が異なったのは、練習場の観客席に試合で張り出される横断幕が多く掲げられていたこと。スタジアムのような声援はありません。それでも選手たちにサポーターの熱い思いは十分伝わり、そして、力強く選手たちの背中を押したのです。「サポーターの人たちもゲームに向かって、僕たちに何かしたいという気持ちがそういうところに表れているんだと思いますし、そこに僕たちは応えたいと思う」と曽ヶ端準選手は気迫に満ちた表情で口にしました。
〝共闘〞。それはスタジアムでサポーターが常に掲げている横断幕の言葉です。それこそが鹿島というチームのあり方と言えるでしょう。サポーターは一緒に戦っている仲間なのです。苦しい時に力強く支えてくれる存在が「勝負強さ」を生み出しています。「ファミリー」。ジーコが築いたその絆がある限り、鹿島アントラーズは強くあり続けるのです。

守備のリーダー昌子源を中心に粘り強さを発揮した。

これまで数々のタイトルを手にしてきた小笠原満男の存在 は大きかった。

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